罪悪 ― 2012年05月15日 22時40分19秒
罪悪(フェルディナント・フォン・シーラッハ著 酒寄進一訳)東京創元社
昨年の海外物ミステリーで、総合第2位となった秀作短編集「犯罪」に続く、短編集第2弾で、今年2月に出ていました。
前作は、衝撃的でした。普通のミステリーと違って、淡々と犯罪を描写して、しかもどこか感動的な人間描写となっていた。素材も語り口も上手かった。これも立派なミステリーだし、一つの文学だと感心した。
この第2弾「罪悪」も、その延長線上の作品だ。現職の弁護士として関係した事件を題材に、日常的にどこにでも起こりうる「罪悪」が、淡々と述べられる。だから、前作ほどの衝撃はない。が、秀作であることは間違いない。とてもおもしろく読めます。
でも、最後の「秘密」は、完全な蛇足ですね。
昨年の海外物ミステリーで、総合第2位となった秀作短編集「犯罪」に続く、短編集第2弾で、今年2月に出ていました。
前作は、衝撃的でした。普通のミステリーと違って、淡々と犯罪を描写して、しかもどこか感動的な人間描写となっていた。素材も語り口も上手かった。これも立派なミステリーだし、一つの文学だと感心した。
この第2弾「罪悪」も、その延長線上の作品だ。現職の弁護士として関係した事件を題材に、日常的にどこにでも起こりうる「罪悪」が、淡々と述べられる。だから、前作ほどの衝撃はない。が、秀作であることは間違いない。とてもおもしろく読めます。
でも、最後の「秘密」は、完全な蛇足ですね。
テイク・ファイヴ ― 2012年05月13日 22時45分45秒
ある日のスナックでの男女の会話が、もれ聞こえてきました。
「待たされて待たされて、突然入ってくる、****が、快感・・・」
なんともセクシーな感じがして、思わず振り返ってしまいました。
でも、これはジャズの話です。
デイヴ・ブルーベック・カルテットの「タイム・アウト」というアルバムに入っている有名な「テイク・ファイヴ」という曲に関する会話でした。
いくつかのテレビCMにも使われた超有名曲ですね。冒頭すぐにアルトサックスの魅力的なメロディが現れる。一度聴いたら忘れられないメロディですね。でも、魅力的なメロディはすぐに消えて、単調なベースとピアノとドラムの繰り返しとなる。間奏のように聞こえるので、いつまたあの魅力的なサックスが戻ってくるのか、待たされるんですね。イライラと、まだかまだかって。
待ちに待って、やっとというところでサックスが入ってくる。まあ、その部分が快感なんです。
というのは、僕みたいな素人の聴き方で、本当はこの曲は、「ジョー・モレロのドラムソロをフィーチャーするために書き下ろした(中山康樹著講談社現代新書「ジャズの名盤入門」89ページ)」ものだそうで、その真中の単調と思える部分のドラムソロこそ観賞すべきところだそうです。
なるほど、そう言われて、きちんと聴くとドラム演奏の変化していく様には大変面白いものがあるようです。
やはり、音楽は聴きこまないといけないですね。
あ、冒頭の会話の「****」の部分は、勿論「サックス」です。
「待たされて待たされて、突然入ってくる、****が、快感・・・」
なんともセクシーな感じがして、思わず振り返ってしまいました。
でも、これはジャズの話です。
デイヴ・ブルーベック・カルテットの「タイム・アウト」というアルバムに入っている有名な「テイク・ファイヴ」という曲に関する会話でした。
いくつかのテレビCMにも使われた超有名曲ですね。冒頭すぐにアルトサックスの魅力的なメロディが現れる。一度聴いたら忘れられないメロディですね。でも、魅力的なメロディはすぐに消えて、単調なベースとピアノとドラムの繰り返しとなる。間奏のように聞こえるので、いつまたあの魅力的なサックスが戻ってくるのか、待たされるんですね。イライラと、まだかまだかって。
待ちに待って、やっとというところでサックスが入ってくる。まあ、その部分が快感なんです。
というのは、僕みたいな素人の聴き方で、本当はこの曲は、「ジョー・モレロのドラムソロをフィーチャーするために書き下ろした(中山康樹著講談社現代新書「ジャズの名盤入門」89ページ)」ものだそうで、その真中の単調と思える部分のドラムソロこそ観賞すべきところだそうです。
なるほど、そう言われて、きちんと聴くとドラム演奏の変化していく様には大変面白いものがあるようです。
やはり、音楽は聴きこまないといけないですね。
あ、冒頭の会話の「****」の部分は、勿論「サックス」です。
犬ヶ岳のシャクナゲ ― 2012年05月12日 20時32分46秒
犬ヶ岳(いぬがたけ 1131m)、求菩提山(くぼてさん 782m)
豊前市の、犬ヶ岳も求菩提山も、いずれも九州百名山である。5月の連休過ぎには、犬ヶ岳のシャクナゲの群生が美しく咲き誇る。ここほどまとまって咲く自然の群生は知らない。
昨日、豊前市のまちづくり課観光係に問い合わせたところ、咲いているが、ここ4、5年は花が少ないとのこと。でもやはりあの素晴らしさは一見の価値があると思い、5年ぶりに、福岡県を西から東に縦断して登りに出かけた。天気は上々。
朝、5時30分過ぎに家を出て、コンビニで水や弁当を買い、米の山峠を越える。烏尾トンネル、仲哀トンネルを通り、椎田道路で豊前市へ。千束の信号(左折すれば豊前市役所)を右折して鳥井畑の求菩提資料館のほうへ。求菩提公共駐車場に車を停める。
広い駐車場には、まだマイクロバスが一台停まっているだけで、他に車はない。犬ヶ岳の登山口すぐそばにもトイレ付きの駐車場はあるのだが、今日は帰路に求菩提山に回ってこようと思っているので、下山場所に近いこちらに車を停めた。
犬ヶ岳の登山口までは、左に橋を渡って舗装道路を十数分歩く。さすがに登山口の駐車場にはかなりの車が停まっていた。
犬ヶ岳登山口駐車場のすぐ横を林道が上っているので、そこを登る。ウグイス谷登山道だ。しばらく歩くと古くなった、丸木を集めた橋があり、そこから本格的な山道となる。
ガレタ谷を登っていくと、おや!可愛いシャクナゲが一枝もう迎えてくれた。しばらく急な登りを登ると教読林道に飛び出る。フラットな広い林道を右にしばらくで、左に再び犬ヶ岳への登山道が現れる。
ここから笈吊峠までの登山道は新緑が真に美しい。これほど緑の美しい登山道は他には知らない。毎回のことだが、ものすごく感嘆する。
笈吊峠から、右に行くとすぐに鎖場がある。
巻き道もあるのだが、やはり鎖場は血がたぎる。特に、ここの鎖場は、どこよりも難しく危険なのではないか。写真ではよくわからないが、ほとんど垂直と言っていい崖を十数mよじ登る。足場がはっきりしなくて、下手をすると鎖で振られることがある。僕の登った九州の山のどこよりも、剣岳のカニのタテバイよりも難しくて危険だと思う。鎖場に慣れていない人は、やはり巻き道を登ったほうが安心だ。
それでも鎖場を登り終わると、いきなりシャクナゲが出迎えてくれる。ホッとして気持ちが明るくなる。
ここから山頂まで1キロの縦走路は、シャクナゲの群生地で、多い時にはシャクナゲのトンネルとなる。だが、しかし今年はまばらである。その分可愛く美しく咲いているようで、それなりに満足する。
山頂近くの緑がまた格別に美しかった。青い空と木々の緑が清々しい。
犬ヶ岳山頂で一休みをして、縦走路を一の岳に向かう。
犬ヶ岳から一の岳までは、僕の記憶では、スズタケがかなりうるさかったようだが、今回は全く見かけなくて、明るく快適な縦走路になっていた。植生に変化が起きたのだろうか。
一の岳で、昼食をとり少し休憩し、求菩提山をめざす。
求菩提山への縦走路も、快適な歩きやすい道だ。
一の岳から求菩提山へはほとんどが緩やかに下っており、ところどころ林道と並走したり、交わったりして続いている。途中に、昔の山伏の宿泊や修験の地「杉の宿」や「虎の宿」の跡などがあり、そこまでの距離が案内版に書いてあるので、ちょっと長い縦走路もメリハリがついて歩きやすい。
求菩提山への上りに入るとすぐに「胎蔵界護摩場跡」などの宗教的な史跡があちこちに現れ、信仰の山「求菩提山」の面目躍如である。
求菩提山山頂には、「国玉神社」の上宮があり、
鬼が一夜にして作ったという長ーい「鬼の石段」を下ると中宮に出る。
さらに下ると狛犬のいる石の鳥居があり、そこを右に下ると、「阿弥陀窟」を経て、山腹を急降下する山道になるのだが、今回は左に座主坊園地のほうに下る。
しばらくして舗装された林道(参道かな?)となり、いやになったころ県道32号線に飛び出る。
右に15分くらい車道を歩くと、求菩提公共駐車場が左下に見えてくる。新緑とシャクナゲの気持ちのいい6時間半の山歩きは、心地よい疲れだ。
求菩提温泉「卜仙の郷」(400円)で汗を流し、帰路についた。
(5:40)家の近くのセブンイレブン発、 (7:40)求菩提公共駐車場、
(7:53)駐車場発、登山開始、
(8:06)犬ヶ岳登山口駐車場、林道を登る、ウグイス谷コース、
(8:51)経読林道、 (9:00)林道から山道へ、 (9:21)笈吊峠、
(10:17-20)犬ヶ岳山頂 (10:57)一の岳、昼食、
(11:24)求菩提山へ出発、 (11:59)杉の宿、 (12:32)虎の宿、
(12:53)胎蔵界護摩場跡、 (13:05)求菩提山山頂、
(13:18)鬼の石段下、中宮、 (13:59)県道32号線に出て右へ、
(14:15)求菩提公共駐車場に戻る。
ソフィー・ミルマン ― 2012年05月06日 23時59分17秒
ソフィーミルマン(Sophie Milman)
先日書いたジャズのスタンダード「春のごとく」を歌っている歌手をユーチューブで探していたときに目にとまって、妙に気になって、とうとう彼女のCDを2枚買ってしまった。それ以来、すっかり彼女のファンになってしまった。
彼女の名前はCDショップに寄ったときにジャケットを見て知っていた。美人ジャズシンガーとして紹介してあったからだが、確かにジャケットの彼女は美しい。どこかシルビー・バルタンを思い出させるような魅力的な美女である。でもどうせ美貌を売りの、それだけの歌手かなと思っていた。
美人の歌手といえば、ノラ・ジョーンズで懲りているからかも。
ところがこのソフィー・ミルマンは違った。ユーチューブで彼女のいくつかの歌を聴いて、なかなか魅力的な歌を歌うなと思った。
決して特別上手くはない。エラ・フィッツジェラルドとは比べようもないが、それでもどこか魅力がある。まだCDは2枚しか聴いていないけれど、これからもっと聴いてみたい一番のジャズ歌手だ。
そういうことで、現代の女性ジャズヴォーカリストは、僕にとって、今のところ彼女が一番である(ニッキー・ヤノフスキーも魅力的だけど、彼女はまだまだ子供だからね、今後がどうなるかしばらく見てないとね)。
彼女は、ロシア生まれでイスラエルに転居、その後カナダに移住して、現在トロント大学の学生とか。
彼女の歌の魅力は、その生い立ちにもあるのかも。
しかし、何でもよく歌う歌手で、ジャズのナンバー以外にもシャンソンや、ロシア民謡の「黒い瞳」や、「エリ・エリ」など不思議な魅力がある。
まだ30歳にならないようだから、今後どういうふうな歌手になるのか楽しみである。
一度福岡に来てくれないかな、生の声を聴きたいなと思っています。
先日書いたジャズのスタンダード「春のごとく」を歌っている歌手をユーチューブで探していたときに目にとまって、妙に気になって、とうとう彼女のCDを2枚買ってしまった。それ以来、すっかり彼女のファンになってしまった。
彼女の名前はCDショップに寄ったときにジャケットを見て知っていた。美人ジャズシンガーとして紹介してあったからだが、確かにジャケットの彼女は美しい。どこかシルビー・バルタンを思い出させるような魅力的な美女である。でもどうせ美貌を売りの、それだけの歌手かなと思っていた。
美人の歌手といえば、ノラ・ジョーンズで懲りているからかも。
ところがこのソフィー・ミルマンは違った。ユーチューブで彼女のいくつかの歌を聴いて、なかなか魅力的な歌を歌うなと思った。
決して特別上手くはない。エラ・フィッツジェラルドとは比べようもないが、それでもどこか魅力がある。まだCDは2枚しか聴いていないけれど、これからもっと聴いてみたい一番のジャズ歌手だ。
そういうことで、現代の女性ジャズヴォーカリストは、僕にとって、今のところ彼女が一番である(ニッキー・ヤノフスキーも魅力的だけど、彼女はまだまだ子供だからね、今後がどうなるかしばらく見てないとね)。
彼女は、ロシア生まれでイスラエルに転居、その後カナダに移住して、現在トロント大学の学生とか。
彼女の歌の魅力は、その生い立ちにもあるのかも。
しかし、何でもよく歌う歌手で、ジャズのナンバー以外にもシャンソンや、ロシア民謡の「黒い瞳」や、「エリ・エリ」など不思議な魅力がある。
まだ30歳にならないようだから、今後どういうふうな歌手になるのか楽しみである。
一度福岡に来てくれないかな、生の声を聴きたいなと思っています。
井原山のミツバツツジ ― 2012年05月04日 21時24分43秒
井原山(いわらやま 982m)
井原山は、福岡、佐賀県境にある九州百名山の一つで、キツネノカミソリなどの名所として多くのファンがいる、親しみのある山である。この連休の時期は、ミツバツツジが特に美しい。
開花状況は、糸島市のホームページで知ることができるので、この時期になるといつもどうだろうかとチェックする。昨日もチェックしたら、「見ごろ」とあったので、さっそく登る。今日、早朝は雨がパラついていたが、天気予報では「曇りのち晴れ」となっており、それを信じて出かける。
登山口は、キトク橋の側だ。登山口に着いても雨は止まず、回復の様子も見えない。
天気が回復すれば、井原山に登り、縦走路を雷山まで行って、雷山観音に下り、井原山・雷山中腹自然歩道でキトク橋まで戻る周回コースを歩こうと考えていた。
ところが、天気は全く回復せず、山頂に着いても霧雨と風の中で寒いくらいだ。縦走しようという気持ちがすっかり萎えてしまった。
さすがに、山頂には誰もいない。
お目当てのミツバツツジは山頂周辺に咲いていたが、まだ蕾も多く、また、今年はなんだか花が少ないようにも感じた。だが、小雨の中だったので、ピンクの花が特に鮮やかに見えた。
昼食もとらずに、下山。往路を戻るのも、しゃくだから、少し回り道して帰る。
登ってきたのと反対側に、三瀬峠のほうに下り、途中から左に水無鍾乳洞のほうへ下る。この道は、キツネノカミソリなど花の多い道で、なかなか楽しい道だ。
急な下りを滑らないように慎重に下り、渓流沿いに出てしばらくで、分岐を「アンノ滝」との案内表示に従い、左にとる。
少し登り、山腹を巻くようにして下ると、アンノ滝の少し上でキトク橋からの道と合流する。
あとは黙々と登山口まで下る。
家に帰りつくころに、やっと晴れ間が見えてきた。明日は快晴かもしれないな。
以下は、ミツバツツジ以外に楽しませてくれた花々の一部だが、残念ながら全く名前を知らない。
(8:08)キトク橋登山口発、 (8:43)アンノ滝横通過、 (9:54)縦走路、
(10:00-03)井原山山頂、そのまま三瀬峠方向へ、
(10:53)水無、アンノ滝分岐、 (11:22)キトク橋コースと合流、
(11:28)アンノ滝、 (12:00)キトク橋登山口に戻る。
鮫島の貌 ― 2012年05月01日 22時38分30秒
鮫島の貌(大沢在昌著)光文社
僕の大好きな警察官「新宿鮫」こと鮫島警部のシリーズは、1990年からだからもう22年も続いている。
最新作は、シリーズ10作目の「絆回廊」で昨年6月に出た。衝撃的な内容で、今後どうなっていくのだろうと不安になるような物語だった。前作からは5年ぶりの作品だったので、またしばらくは出ないのだろうなと思っていたら、今年の1月に新作が出ていました。
といっても、シリーズとしての新作ではなく、前作までの間のエピソードみたいな短編集だ。短編集と言っても、これがなかなかいい。ピリッと引き締まっていて、面白い。いろんなパターンがあるのだけど、ニヤッとするのは、登場人物の面白さだ。
なんと、漫画の主人公、亀有公園前派出所の両津巡査やシティハンターの冴羽などがでてくるのだ。なかなかしゃれた趣向である。
新宿鮫シリーズのファンなら是非とも読みたい一冊である。
それにしても、主人公の鮫島警部の未来はどうなるのか。そろそろ幕引きの時期がきているようだが、あまり暗い幕引きにせずに、どこか希望の持てる終わりを望みます。大沢さんお願いします。
僕の大好きな警察官「新宿鮫」こと鮫島警部のシリーズは、1990年からだからもう22年も続いている。
最新作は、シリーズ10作目の「絆回廊」で昨年6月に出た。衝撃的な内容で、今後どうなっていくのだろうと不安になるような物語だった。前作からは5年ぶりの作品だったので、またしばらくは出ないのだろうなと思っていたら、今年の1月に新作が出ていました。
といっても、シリーズとしての新作ではなく、前作までの間のエピソードみたいな短編集だ。短編集と言っても、これがなかなかいい。ピリッと引き締まっていて、面白い。いろんなパターンがあるのだけど、ニヤッとするのは、登場人物の面白さだ。
なんと、漫画の主人公、亀有公園前派出所の両津巡査やシティハンターの冴羽などがでてくるのだ。なかなかしゃれた趣向である。
新宿鮫シリーズのファンなら是非とも読みたい一冊である。
それにしても、主人公の鮫島警部の未来はどうなるのか。そろそろ幕引きの時期がきているようだが、あまり暗い幕引きにせずに、どこか希望の持てる終わりを望みます。大沢さんお願いします。
カタクリの花 ― 2012年04月28日 20時20分32秒
雁俣山(かりまたやま 1315m)、京丈山(きょうのじょうやま 1473m)
今回は、僕の500回目の記念すべき山行である。どこに登ろうかなと考えていた時、たまたま友人の山のホームページを見たら、カタクリの花が咲いていると紹介してあった。友人は八ヶ岳の麓に住んでいるので、九州とは気候が違うが、そういえば雁俣山のカタクリも咲いているだろう、見たいなあと思った。さっそく昨日、美里町役場(旧砥用町役場)に問い合わせたところ、満開とのことで、今朝5時過ぎに家を出て雁俣山に向かう。
九州自動車道を松橋までとばし、国道218号、445号線で二本杉峠へ。445号線は、相変わらず離合が難しい狭い峠越えの道で、細心の注意が必要だ。
二本杉の駐車場に着いたのは7:10とまだ早く、さすがに車は2、3台しか停まっていない。
道路を挟んで駐車場と反対側にある家屋の左端から登山道が延びている。広くてなだらかで快適なウォーミングアップとなる。
黒原との分岐点を確認し(帰路は、ここに出てくる。)、横木を張った登山道を登る。すぐにカタクリと表示していある分岐点に出る。
右に登ればちょっとしたピークを越えて雁俣山の山頂に行く道だ。今日はカタクリが目当てなので、左に巻く道をやや下りぎみに進む。やがて右手にカタクリの群生地が現れる。群生といってもまばらだ。山口県の寂地山のほうがたくさんあるだろう。おまけにまだ朝の日光が不十分なせいか花弁がほとんど下を向いたままで、開いていない。
時間が早すぎたか(後で聞いたら、昼ごろには立派に反りくっていたとのこと。)。
雁俣山の山頂で少し休憩して、ここまでだけではちょっと物足りないので、計画通り京丈山まで縦走する。雁俣山も京丈山も九州百名山である。百名山二山とは、500回記念登山だから、大奮発だ。
雁俣山山頂の東端に京丈山への案内表示があり、細い尾根を下る。いくつかのピークを越えながら、かなりの急降下だ。下るとまたその分登らないといけないなあ。
ある程度下りきると、あとな少しのアップダウンの歩きやすい道となるが、スズタケと蜘蛛の巣には閉口する。
黒原への第一分岐を過ぎ、第二分岐を過ぎて飽きるほど歩く。険しくはないが結構距離があるのでくたびれる。ハチケン谷分岐を過ぎたあたりから、道が急な登りとなり、息が切れる。でも、途中にカタクリの花がちらほら咲いているところがあって、慰めてくれる。
山頂は、なかなかやってこない。道がなだらかになり石灰岩のカルスト地形になってくると、山頂へはもうひと登りだ。
京丈山の山頂は、楕円で、あまり広くはないが、なんとカタクリの花が待っていてくれた。わずか数株であるが、小さな可憐な花が、きちんと上に花弁を反らせている。満足。
京丈山へは、これが二度目の登山。前回は2000年3月6日にワバナ谷から登ったが、残雪が深く、道がよくわからないで苦労した。
昼食して、下山。それまでは、ほとんど人と会わなかったが、下山中にはたくさんの人が登ってきていた。みなさんカタクリの季節だと知っていらっしゃる。
黒原への分岐を左に下る。この道も歩きやすい道で迷うところもない。民家が数個あるだけの黒原の集落には、シャクナゲがもう咲き始めており美しい。
「二本杉」との案内標識に従い、舗装道路を左に百数十mで、道路左脇の高い所にまた「二本杉」との矢印があり、そこから谷にわずかに下る。
それからは広い登山道を進むのだが、ほとんどが登り道だ。疲れた体には、わずかの登りでもこたえる。
やっとという感じで登りに確認していた雁俣山と黒原との分岐に出れば、もう10分ほどで、二本杉の駐車場所に戻る。往復6時間10分の、500回記念山行でした。
帰路は、美里町の佐俣の湯で汗を流す。12年前は400円だった入湯料も500円になっていた。
(5:11)家を出る。 (7:10)二本杉峠駐車場、
(7:27)登山開始、 (7:35)雁俣山、黒原分岐、 (7:55)カタクリ群生地、
(8:22-30)雁俣山山頂、 (9:01)黒原第一分岐、 (9:25)黒原第二分岐、
(10:12)ハチケン谷分岐、 (10:54)京丈山山頂、昼食、
(11:30)下山、 (12:29)黒原第二分岐、 (13:01)黒原集落、
(13:28)雁俣山、黒原分岐、 (13:38)二本杉峠登山口に戻る。
背後の足音 ― 2012年04月26日 20時35分36秒
背後の足音(ヘニング・マンケル著 柳沢由美子訳)創元推理文庫
えーと、昨年のベストミステリーの一つです。
「このミステリーがすごい!」と「ミステリが読みたい!」で第4位、「週刊文春ミステリーベスト10」で第6位にランクされています。
若い時と違って、このごろは海外物は読むのに時間がかかるようになった。登場人物の名前をなかなか覚えきれなくて、ページをめくるたびに登場人物一覧表で確認しなくてはならない。それに地名もどこらへんにあるのか見当がつかなくて、巻頭の地図で繰り返し確認することになる。
でも、この小説、そこそこ面白いのです。
18世紀の服装に仮装した若者たちが殺される。それに警察官も。手掛かりが全くない中で、困難な捜査が不眠不休で行われる。こちらまで眠くなってしまうような。
まあ、ちょっと冗長な個所がないわけでもないが、後半から展開も早くなるし、アクションシーンなども出てくるから、一気に読める。謎が、とても広がるのだが、解決してみると「ふーん・・・」かなという部分もあるけれど。
この主人公警察官のヴァランダーの物語は、シリーズ化されて、本作が7作目になるし、映像化もされているとのこと。僕は、ちっとも知らなかった。登場人物たちが、リアルに痛々しい面が多いので、ちょっとしんどくなり、シリーズを全部読む気にはなれない。
スウェーデンの作家のものといえば、ついこのあいだ「ミレニアム」がベストセラーになったので、「続くなあ、翻訳家が頑張っているのかな」と思ってしまう。
スウェーデンは、僕らの若いころ、日本が進むべき理想的な福祉国家であった。
が、この本は、そのスウェーデンの現代社会が抱えるいろんな問題点も描き出しており、我が国と同じような問題をたくさん抱えて、悩み苦しんでいる国だということも知らしめている。
えーと、昨年のベストミステリーの一つです。
「このミステリーがすごい!」と「ミステリが読みたい!」で第4位、「週刊文春ミステリーベスト10」で第6位にランクされています。
若い時と違って、このごろは海外物は読むのに時間がかかるようになった。登場人物の名前をなかなか覚えきれなくて、ページをめくるたびに登場人物一覧表で確認しなくてはならない。それに地名もどこらへんにあるのか見当がつかなくて、巻頭の地図で繰り返し確認することになる。
でも、この小説、そこそこ面白いのです。
18世紀の服装に仮装した若者たちが殺される。それに警察官も。手掛かりが全くない中で、困難な捜査が不眠不休で行われる。こちらまで眠くなってしまうような。
まあ、ちょっと冗長な個所がないわけでもないが、後半から展開も早くなるし、アクションシーンなども出てくるから、一気に読める。謎が、とても広がるのだが、解決してみると「ふーん・・・」かなという部分もあるけれど。
この主人公警察官のヴァランダーの物語は、シリーズ化されて、本作が7作目になるし、映像化もされているとのこと。僕は、ちっとも知らなかった。登場人物たちが、リアルに痛々しい面が多いので、ちょっとしんどくなり、シリーズを全部読む気にはなれない。
スウェーデンの作家のものといえば、ついこのあいだ「ミレニアム」がベストセラーになったので、「続くなあ、翻訳家が頑張っているのかな」と思ってしまう。
スウェーデンは、僕らの若いころ、日本が進むべき理想的な福祉国家であった。
が、この本は、そのスウェーデンの現代社会が抱えるいろんな問題点も描き出しており、我が国と同じような問題をたくさん抱えて、悩み苦しんでいる国だということも知らしめている。
強風で登山中止 ― 2012年04月23日 23時51分02秒
21日、22日の土日は、朝日会の4月例会でした。今回は阿蘇の御竈門山(おかまどやま 1152.5m)に登る予定で登山口付近まで行ったのですが、車のドアが開けられないくらいのものすごい強風だったので、無理をせず登山は中止しました。
僕の山行は、登ればちょうど500回目の記念すべき山登りだったのですが、お流れになりました。
予約していた南阿蘇の民宿「古民家野わけ」に泊まり、麻雀三昧になりましたが、結果は、惨敗。久しぶりのまずい酒になりました。
僕の山行は、登ればちょうど500回目の記念すべき山登りだったのですが、お流れになりました。
予約していた南阿蘇の民宿「古民家野わけ」に泊まり、麻雀三昧になりましたが、結果は、惨敗。久しぶりのまずい酒になりました。
春の如く ― 2012年04月15日 22時32分55秒
ぐずついた冬が去って、春になったかなと思っていたら、もうなんだか初夏のような感じになってきた。
だからという訳でもないけれど、近頃この曲ばかり聴いている。ジャズのスタンダードで、春という名前のついた名曲「春の如く ( It Might As Well Be Spring)」です。
もともとは「ステート・フェア」という映画で使われた歌ということですが、映画を観ていないのでどのようなシーンで歌われたのかは、知らない。
歌詞の内容は、「春でもないのに、操り人形のようにとび跳ねたりして、なんだか春の熱気を感じている。」といった恋の歌のようだ。
これがとても美しくてほのぼのとしたいい歌なんですね。何度でも何度でも繰り返して聴きたくなる。
名曲だけあって、いろんな歌手が歌っている。勿論、エラ・フィッツジェラルドやサラ・ボーンも歌っているし、新しいところでは、ジェーン・モンハイトやソフィー・ミルマンなども。ユーチューブで探していたら,なんと僕の大好きな女優さんアン・マーグレットも歌っていた。
各人が、いろんな解釈で、いろんなリズム等で歌っているが、原曲がいいので、どんな歌い方をしても素晴らしく思える。ジャズスタンダードとしては、サラ・ボーンが「イン・ハイファイ」というアルバムでマイルス・デイヴィスをバックに歌っているのが好評のようです。
だからという訳でもないけれど、近頃この曲ばかり聴いている。ジャズのスタンダードで、春という名前のついた名曲「春の如く ( It Might As Well Be Spring)」です。
もともとは「ステート・フェア」という映画で使われた歌ということですが、映画を観ていないのでどのようなシーンで歌われたのかは、知らない。
歌詞の内容は、「春でもないのに、操り人形のようにとび跳ねたりして、なんだか春の熱気を感じている。」といった恋の歌のようだ。
これがとても美しくてほのぼのとしたいい歌なんですね。何度でも何度でも繰り返して聴きたくなる。
名曲だけあって、いろんな歌手が歌っている。勿論、エラ・フィッツジェラルドやサラ・ボーンも歌っているし、新しいところでは、ジェーン・モンハイトやソフィー・ミルマンなども。ユーチューブで探していたら,なんと僕の大好きな女優さんアン・マーグレットも歌っていた。
各人が、いろんな解釈で、いろんなリズム等で歌っているが、原曲がいいので、どんな歌い方をしても素晴らしく思える。ジャズスタンダードとしては、サラ・ボーンが「イン・ハイファイ」というアルバムでマイルス・デイヴィスをバックに歌っているのが好評のようです。

でも、やはり僕が一番いいなあと感じるのは、やはりエラ・フィッツジェラルドの「エラ・イン・ハリウッド」というライブ盤で歌っているものです。
この「エラ・イン・ハリウッド」というCDは、現在手に入りにくいようですが、僕は偶然にタワー・レコードで物色していた時、ライブ3枚組(イン・ベルリン、アット・オペラハウスそしてこのイン・ハリウッド)が1460円と安く売っていたので手に入れることができました。なかなかいい歌と演奏ですよ。






















































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