ベートーヴェン ロマンス ― 2011年11月25日 00時25分33秒
秋の日の ヴィオロンのためいきの
身にしみて ひたぶるに うら悲し
晩秋ではあるが、フランスの詩人ヴェルレーヌの詩(上田敏 訳)を思い出す季節には、ヴァイオリンの哀愁ある美しい音が聴きたくなる。
いろんな美しいヴァイオリンの曲があるが、やはり最初はこれが聴きたい。ベートーヴェンの「ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第2番」だ。
えーっ!これもベートーヴェン、と最初に聴いたときにはそう思ったくらいとても愛らしくて美しいメロディの曲である。
たまたま買った交響曲第5番「運命」のレコードのB面にあった曲が「ロマンス」で、それ以来この曲がすっかり好きになった。
前橋汀子さんやグリュミオーのとても優しくて美しい演奏もあるが、僕はやはりこの最初に聴いたメニューインとフルトヴェングラーの演奏が一番好きだ。とてもゆったりとして情緒的で哀愁がある。ベートーヴェンの「ロマンス」は、これだと思っている。
身にしみて ひたぶるに うら悲し
晩秋ではあるが、フランスの詩人ヴェルレーヌの詩(上田敏 訳)を思い出す季節には、ヴァイオリンの哀愁ある美しい音が聴きたくなる。
いろんな美しいヴァイオリンの曲があるが、やはり最初はこれが聴きたい。ベートーヴェンの「ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第2番」だ。
えーっ!これもベートーヴェン、と最初に聴いたときにはそう思ったくらいとても愛らしくて美しいメロディの曲である。
たまたま買った交響曲第5番「運命」のレコードのB面にあった曲が「ロマンス」で、それ以来この曲がすっかり好きになった。
前橋汀子さんやグリュミオーのとても優しくて美しい演奏もあるが、僕はやはりこの最初に聴いたメニューインとフルトヴェングラーの演奏が一番好きだ。とてもゆったりとして情緒的で哀愁がある。ベートーヴェンの「ロマンス」は、これだと思っている。
ところが、最近買ったハイフェッツのCDに入っていた「ロマンス」もなかなかいい。メニューインのは、演奏時間が9分39秒とゆったりとしているのだが、ハイフェッツのは、なんと8分1秒である。こちらのほうは、きびきびとして緊迫感があり、とてもベートーヴェンを感じる。
どちらもいい演奏だと思うのだが、ヴェルレーヌの詩には、メニューインの演奏のほうがふさわしいかなと思って聴きました。
いやー、いい曲ですね。音楽を聴くのは幸せです。
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