さしペディア第3弾2016年05月02日 16時31分08秒

 HKTの指原莉乃さんのNHKでのバラエティ番組「さしペディア」の第3弾が、5月4日20時15分から放送されると、4月13日に放送された同じNHKの「スタジオパークからこんにちは」という番組の中で広報していたのだが、今日見た5月4日の番組表からは消えていた。

 地震の影響で番組がずいぶん変わったのでそのせいかなと思って、NHKに問い合わせたら、今のところ6月15日の20時15分からに順延されているとのことであった。先のことなのでまだ決定ではないけれどとの留保付きです。
 6月18日の総選挙に影響でないかな。

 過去に放送された第1弾2弾は、とても面白い番組でしたので、深夜でもいいからぜひとも放送してほしいと思います。

百田尚樹さんのクラシック音楽ガイド本2016年05月06日 21時43分12秒

百田尚樹さんのクラシック音楽ガイド本
「至高の音楽」、「この名曲が凄すぎる」(百田尚樹 著)PHP研究所

 山も音楽もミステリーも、いずれも万年初心者である私は、クラシック音楽についてもこのようなガイド本が好きで、かなりよく読んでいます。逆に言うと、高度な専門的な本は敬遠しているという万年初心者たるゆえんですね。

 ということで、この二冊も買ってしまいました。何かと物議をかもしている百田さんですが、さすがに売れっ子の小説家だけあって、曲の紹介や案内がものすごくうまいですね。レコード、CDを1万枚以上持っていらっしゃるという、凄いクラシックファンである百田さんの蘊蓄をかたむけた文章はとても明快で、魅力的で、読んでいるとどうしてもその曲を聴きたくなってしまう。
 そんな人のために聴きどころが入ったCDも付けられているというこの本は、初心者にとってありがたい本です。

 「至高の音楽」のほうは、新書版も発売されているようですが、さすがに新書版にはCDは付いていないでしょうね。

井原山・雷山縦走2016年05月07日 20時45分27秒

井原山(いはらやま 983m)、雷山(らいざん 955.3m)
 犬が岳のシャクナゲも気になってたのだが、頭を怪我したりして、連休中はどこにも登れなかった。昨日会った知人が井原山のミツバツツジは、まだ大丈夫だと教えてくれたので天候はいまいちだったけど出かけた。

 古場岳登山口から登り、井原山から縦走路を雷山まで行って、雷山から古場岳のほうに降りてくる、周回コースだ。 先月仲間たちと登ったのは同じ登山口だったけど井原山往復だけ。今回は一人で気ままな縦走山登りだった。

 前回と同じ井原山古場岳登山口はこの奥
登山口


植林帯を登る

 植林帯を抜けるとササの繁る気持ちのいい道となり、

ササの登山道

大きな送電線の鉄塔の横を通り過ぎて、

送電線鉄塔


山頂までもう少し

ひと登りで井原山山頂だ。曇りでガスのかかった山頂はたくさんの登山者で賑わっていた。

井原山山頂

 少しだけ休憩して縦走路を雷山に向かう。

縦走路へ

急降下してアンの滝分岐あたりからミツバツツジが多くなってくる。

ミツバツツジ1


新緑1


ミツバツツジ2

 それでも今年は花が少ないように感じたし、花のピークをやや過ぎているようだが、縦走路にはまだまだ見ごたえのあるミツバツツジがたくさん咲いていた。
 日がちょっと射したり、またガスったりを繰り返した縦走だったが、ミツバツツジだけではなく新緑の美しさや、ガスの中の幻想的な樹林などいろんな楽しみ方ができた満足いく縦走だった。

幻想的


新緑2

この岩が見えたら雷山山頂はすぐそこだ。
 
雷山山頂手前の大石


雷山山頂

 下山は、雷山山頂から縦走路を5分ほど戻り古場分岐を右に下る。

古場分岐
 
 面白みのない普通の植林帯を下り、舗装林道に出る。

この橋を渡った向こうが舗装林道。橋を渡って舗装林道を右に下る。

橋を渡ると舗装林道

舗装林道は向こう側から下ってきて、ここ「雷山登山口」に出る。

雷山登山口

 そのまままっすぐ向かい、古場岳渓流の里の横を通って、この分岐を案内板の福岡市のほうに直進すれば車を停めた井原山登山口に戻る。

古場岳登山口へ

 食事時間もいれて四時間弱の気持ちのいい山歩きでした。

(9:18)古場岳登山口発、 (9:44)送電線鉄塔、 (10:10)井原山山頂、
(10:21)縦走路を雷山へ、 (11:16)944mピーク、 (11:33)古場分岐、
(11:41)雷山山頂、昼食、 (12:15)下山、 (12:21)古場分岐右へ下る、
(12:44)舗装林道、 (12:52)雷山登山口、 (12:58)古場岳渓流の里、
(13:07)井原山古場岳登山口に戻る。

真実の10メートル手前2016年05月12日 22時18分26秒

真実の10メートル手前
真実の10メートル手前(米澤穂信 著)東京創元社
 昨年の国内ミステリーのベストワンだった「王とサーカス」の主人公太刀洗万智のジャーナリストとしての活動を記録した短編集で、彼女と接触した人物の視点から述べたものだ。
 全部で6篇の物語で、「王とサーカス」の前後、新聞記者時代からフリーの記者になってからのものまで10年間ほどの記録でしょうか。それぞれの短編が、彼女の記者としての姿勢がよくわかる。大きな謎やどんでん返しなどの大きな仕掛けがあるものではないけれど、よく工夫された切れ味のいい短編集である。
 それにずっと気になっていた太刀洗万智の容姿がよりはっきりしてきた。具体的には、「美人で」、「切れ長の目で」、「長い黒髪」の「長身の」女性だという。僕の勝手なイメージでは、NHKの「おはよう日本」のキャスター和久田麻由子さんに似ている。まあ、願望ですね。

中学校の同窓会2016年05月15日 21時26分37秒

 僕の卒業したのは、久留米市立江南中学校。昭和39年です。
 三年前の5月に、卒業以来50年目にしてようやく江南中学校の同窓会(同期会)が開かれた。
 今日は、それから三年後約束どおり二回目の同窓会となった。参加者は前回ほどの多さではなかったけれど、埼玉や千葉からの参加もあり、おおいに盛り上がった。家庭の事情で二次会には参加できなかったけれど、十分楽しかった。
 幹事さんお疲れ様でした。
 次回は二年後、古稀の同窓会と決まった。

蛤岳2016年05月22日 21時47分50秒

蛤岳(はまぐりだけ 862.8m)
 蛤岳は、佐賀県の北東部吉野ヶ里町にあり、ほとんど福岡県に接する脊振山系南部の山である。蛤水道という歴史的な用水路や山名の由来となっている山頂にある蛤岩などで有名だ。
 坂本峠から登るのが一般的だが、今回はちょっとずるをして脊振山の山頂から縦走路を往復する形での登山だった。高校時代の同級生仲間「朝日会」での山歩きだ。
 このコースの魅力は、全体として急登するところがなく、安全にハイキングできるところか。特に脊振山からしばらく続く木道の眺めのすばらしさは、そこだけでも歩いてほしいと思う。木道部分だけなら、脊振山山頂駐車場から簡単に往復できる。
 さて、今回もメンバーの体調で、途中から引き返したメンバーが多く、蛤岳まで往復したのは、僕ともう一人の二人だけだったが、まあ気持ちのいい山歩きだった。

 縦走路の入り口は、脊振山山頂駐車場の一番奥にあり、階段状に下る。
 
縦走路入口

すぐに眺めがよく気持ちのいい木道になる。ここら辺が最高です。

魅力的な木道部分1

 しばらくアップダウンを繰り返し、一時間半ほどでこんな岩が左手に見えたら、蛤岳の山頂はもうすぐだ。「マテ貝岩」と表示してあった。

マテ貝岩

 蛤岳山頂
蛤岳山頂

右側の小さい岩が山名の由来「蛤岩」。梯子がかかっていて、上に登れる。

蛤岩

なーるほどですね。
蛤岩とのゆえん

 山頂で昼食をとり、往路を引き返す。
 全体的に登り返しが多くて、まあくたびれますよ。でも、この木道まで帰ってきたら、疲れがとれる。

木道2

右手にこの「たにし仏」が見えたら、もうひと登りだ。

たにし仏

 最後の登り。なだらかな階段状の遊歩道だが、さすがにここが一番きつかった。

最後の登り

(10:15)脊振山山頂駐車場発、 (12:08)蛤岳山頂、昼食
(12:26)蛤岳山頂発、往路を戻る (14:05)脊振山山頂駐車場に戻る。
 
 下山後は、三瀬村の「やまびこの湯」(510円)で汗を流し、農家民宿「具座」に泊まっていつものように麻雀を楽しんだ。
 具座には、佐賀大学の「異文化交流」授業が行われていて、我々も楽しく見学させていただいた。

農家民宿具座

 具座での朝食

農家民宿具座の朝食

佐賀大学の学生さんと
佐賀大学生と1

佐賀大学生と2

教場2016年05月24日 23時45分56秒

教場
教場(長岡弘樹 著)小学館文庫

 2013年の国内ものベストミステリーです。昨年末に文庫化されたので購入していたもので、やっと読みました。
 でも、読み始めると、引き込まれてあっという間に読んでしまった。

 舞台は警察学校。生徒は、初任科過程のなりたての警察官で、いずれもかなり個性的だ。それぞれの個性的な生徒たちが起こす様々な事件の6話で構成され、一応一話完結の短編集様だが、全体としてきちんと長編としても構成されている。
 その全編の探偵役は、学校の老練な教官だ。とにかくすごい。なんでもお見通しだ。

 こんな警察学校で訓練された警察官は優秀だろうな。

 全体としてやや作られ過ぎの感があり、どこかジョーカーゲームを思い出すような感じだが、面白いですよ。

 2013年の「週刊文春ミステリーベスト10」の第一位、「このミステリーがすごい!」の第二位、「ミステリが読みたい!」の第四位にランクされている。

天城山2016年05月31日 01時29分15秒

 5月28日土曜日に、天城山に登ってきました。
 天城山(あまぎさん 1406m)は、伊豆半島の中央部にある山で、もちろん日本百名山のひとつだ。五月中旬から六月上旬にかけて咲くアマギシャクナゲで有名な花の名山でもある。今回はそれを期待して登った。

 天城山という峰はなく、万二郎岳(ばんじろうだけ 1299m)と万三郎岳(ばんざぶろうだけ 1405.3m)とを中心とした山域を天城山と言うようだ。甘茶の樹が多かったことからそう呼ばれるようになったとかいう説もあるらしい。南西部には「伊豆の踊子」で有名な天城峠がある。
 できればその天城峠からの縦走コースを登りたかったが、今回は体力と時間を考えてシャクナゲをめでるゴルフ場からの周回コースを選んだ。登山口となる天城高原ゴルフ場までは、伊東からシャトルバスが出ている。

天城高原ゴルフ場登山口

 ゴルフ場入口の横にある登山口から少し下ると「四辻」と言われる分岐で、右は万三郎岳、左は万二郎岳に至る。左の万二郎岳のほうからが少し楽のような感じだが、物理学的には同じだろうか。今回は勿論楽そうな万二郎岳からのコースへ。

四辻

 いきなりアマギツツジの赤い花が緑の自然の中で美しい出迎えだ。九州の山と違って植林帯が少ないのがうれしい。自然林がとても美しいのだ。

アマギツツジ1


アマギツツジ2


登山道

 このようなところもあるけれど、ほとんどは緩やかに登って、一時間半弱で万二郎岳に着く。山頂という感じのあまりない山頂だ。展望は無い。

万二郎岳山頂

少し休憩して万三郎岳に向かう。万二郎岳から下ったすぐの岩場からはこのコース唯一の展望が得られるはずだったが、あいにくのガスの中で、何も見えなかった。

展望のいい岩場

 でも縦走路は気持ちがいい。縦走路はアセビやサラサドウダンのトンネルが素晴らしいらしいが、今は時期ではない。

ヒメシャラ

アマギツツジ4

落花したミツバツツジ?

 ところどころは、こんな険しいところもあることはある。

こんな険しいとこもある

 石楠立(はなだて)と言われる鞍部からはシャクナゲの群生が見られるはずだが、今年はもうすでに花は終わっていた。残念!

石楠立

 万二郎岳から万三郎岳までは1時間強のコースタイムだが、ゆっくり歩いていてきついなと感じた。でもほんとうに植生の自然が美しい山だ。

美しい縦走路1

 シャクナゲの樹

美しい縦走路2

シャクナゲの樹

 花は全く咲いていなかった。木の数を観察したところでは、それほど多くは無いようだ。これなら、九重の黒岳や福岡の犬が岳のほうが群生度が高いような気がする。でも、真っ白なアマギシャクナゲは見たかったなあ。

 山頂はたくさんの登山者で賑わっていた。

万三郎岳山頂


サラサドウダンが可憐だ。
アマギツツジ5

 天城山の最高峰万三郎岳からは急降下だ。

分岐


歩きにくい

 横木を渡した道がとても歩きにくい。登山口のゴルフ場まではずっと下りかなと思っていたら、緩やかな登りがたくさんあるコースだ。へとへとでゴルフ場の登山口に戻ったが、楽しい山歩きだった。ガイド本には、ハイキングコースと書いてあるのが、けっこうきついですよ。

美しいアマギツツジ
アマギツツジ6

(8:43)天城高原ゴルフ場登山口発、 (9:08)四辻、 (10:05-18)万二郎岳山頂、
(10:37)馬の背、 (11:01)石楠立、 (11:41)万三郎岳、 (11:45-12:05)昼食、
(12:11)万三郎岳下分岐、 (13:00)涸沢分岐点、 (14:29)四辻、 
(14:49)天城高原ゴルフ場登山口に戻る。