久しぶりの宝満山2018年07月01日 21時26分02秒

宝満山(ほうまんざん 829m)
 6月は、諸般の事情で一度も山登りに行かなかった。そこで7月、福岡では梅雨はまだ明けていないけど、今日は雨も降らないようなので、近場の宝満山に登る。

林道終点二合目付近

 宝満山は、昨年9月18日以来だから、なんと9ヶ月ぶりで、今回で174回目になる。登山道ですれ違った人が、1000回を目標に登っていたが目標を取っ払ったら登るが急に楽になったとおっしゃっていた。そうだ、山はノルマではなく楽しんで登らないとね。僕が登山回数を数えているのは単に記録するのが好きなだけです。

百段がんぎ

 いつも正面登山道はきつい。高温多湿の夏の宝満山は特にきつい。ゆっくり登るにかぎる。でも相変わらず登山者が多い。老若男女多数。なんだか若い女性が増えているようでちょっと楽しい感じがする。

中宮跡

大岩の横を登る

 今回は弁当も持たずに登ったので、山頂について一息ついたらすぐに下山した。昨日までの大雨がきいたのか大嫌いな夏の虫がほとんどいなかったのがよかった。

宝満山山頂上宮

 下山したら、急に空腹を覚えたので、コンビニで冷やし中華を買って食べた。そのあとアイスを4本も食べてしまった。登山によるせっかくのカロリー消費が無駄になった。
(11:25)神社上林道登山口発、 (11:49)林道終点、 (12:28)百段がんぎ、
(12:50)中宮跡、 (13:13)宝満山山頂、 (13:28)下山、 (14:31)駐車場所に戻る。

泥濘(ぬかるみ)疫病神シリーズ72018年07月08日 22時39分22秒

泥濘((ぬかるみ)黒川博行 著)文芸春秋
 疫病神シリーズの最新作(2018年6月30日発行)です。好きなシリーズなので本屋で新刊を見るとやはり買ってしまう。

 疫病神シリーズは、関西のイケイケやくざの桑原と、一見だらしない建設コンサルタントの二宮との疫病神コンビが、金の匂いを嗅ぎつけ、ど腐れ悪人からその金を巻き上げるという痛快アクションシリーズです。
 シリーズ7冊目の今回は、老人福祉施設に巣くうやくざや悪徳元警官らとの戦いで、さすがのイケイケやくざ桑原もちょっとやり過ぎたかとも思われ、結果撃たれて心肺停止に。まあ、単純に面白いから一気に読めます。それに今回も二人の大阪弁でのやり取りが実に面白い。このシリーズは、けっして善良な市民でないどころか反社会的な二人が主人公なのですが、それでも憎めないし、人気があるのは、その会話のせいかもしれません。

 作者の黒川博行さんは、一時グリコ森永事件の犯人の濡れ衣を着せられたこともあるそうで、なんか、そこらへんも想いだしながら読むと面白いですね。

加藤剛さん亡くなる2018年07月09日 23時57分25秒

人間の条件
 俳優の加藤剛さんが亡くなりましたね。テレビの大岡越前守役で有名ですが、僕は加藤さんといったらやはり五味川純平さんの「人間の条件」のテレビ版で主演の梶を演じられたのが強く印象に残っています。
 ラストの場面、中国の大雪原の中で美千子に会うために必死で歩いていた梶が力尽きて倒れ、大切に持っていた饅頭を見ながら美千子に語り掛け死んでいくシーンは、くっきりと僕の記憶の中に焼き付いており、今でも思い出すと涙がにじんできます。
 いい俳優さんでした。ご冥福をお祈りします。

井原山登山中止2018年07月14日 00時12分27秒

 今年もオオキツネノカミソリの咲く季節になり、井原山に登ろうかとネットで状況を調べたら、糸島市のホームページに登山口までの道路が大雨で通行できないとありました。そうですね、うちの近くが何ともなかったのでうっかりしていましたが、県内各地で災害が起きている状況です。山好きの人たちもしばらくは我慢ですね。

雑感2018年07月15日 23時50分28秒

 藤井君が壊れかけている。今日のNHK杯でも負けましたね。公式戦三連敗ですか。しかも負け方が気に食わない。余計なところで長考して結果悪手を指す。ひところのサエが見えない。疲れているのでしょうか。

 昨日ですかね。音楽の日というテレビ番組がありました。期待していたのに、つまらない番組でした。

 豪雨による災害は、僕は人災半分だという感じがします。土木技術者は、よくわかっているのではないだろうか。

 北朝鮮問題は、先日の今世紀最大の茶番劇でした。日本はますます自主独立の気概が必要です。
 ところで、六か国協議の枠組みはどうなったのですかね。

 大相撲は、やはり怪我人続出ですね。あんな大型の人たちが本気でぶつかれば、そうなりますよね。今場所は全く見ていません。

 サッカーはあまり興味がないけど、バカ騒ぎし過ぎじゃあないですか。ニュースでも取り上げすぎな感じがします。

子供の情景2018年07月16日 23時37分59秒

子供の情景
シューマン 子供の情景 作品15
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)

 13日配送予定のアマゾンで購入したドビュッシーのピアノ作品集CDがまだ届かない。海外からの配送のうえ今度の豪雨で輸送に支障が出ているのかもしれない。

 ドビュッシーとは少し感じは違うが、何故かこのシューマンの子供の情景が聴きたくなった。多分第7曲のトロイメライにドビュッシーに通じるものがあるのかもしれない。
 実は、このCDは買ってから2~3度くらいしか聴いたことがない。ベートーヴェンのピアノ曲みたいなのは、激しく直接に心に飛び込んでくるのだが、このての曲は一度聴いたくらいではなかなか心が動かない。
 ちなみにこの「子供の情景」は、作者によれば「子供心を描いた、大人のための作品」だそうですが、当たり前の話でわざわざそう言うのは、うーん意味がよく解らない。
 まあ、ここらへんの音楽は、僕の心にはあまり飛び込んでこないということかな。

ドビュッシーのピアノ曲集2018年07月18日 23時33分59秒

 昨日、仕事から帰ったらアマゾンで買ったドビュッシーのCDが届いていた。13日配送予定から4日遅れだが、海外からの配送のようなので仕方ないか。 
 まだ、聴く時間がないが、楽しみだ。ただ、添付の解説書(ライナーノーツ?ブックレット?)が全部フランス語なので全く読めない。

健康で文化的な最低限度の生活2018年07月22日 22時12分30秒

 イヤー暑いですね。もう全くぼーっとして何も手につかなくなります。クーラーを入れて少し勉強しようとしてもすぐに眠くなるし、ダメ人間になっています。

 こんな時にはついついテレビを見てしまいます。で、録りためている番組で、感心したのが7月17日(火)からテレビ西日本(フジテレビ系)で始まった「健康で文化的な最低限度の生活」というドラマです。
 新採女性公務員の初任地が福祉事務所で、生活保護のケースワーカーというとても難しい仕事に就く。その奮戦ぶりをドラマ化したもので、原作は漫画だという。

 実は、僕の一番仲のいい友人もかって福岡県庁に勤めていたのですが、初任地が福祉事務所で同じくケースワーカーだったとのこと。しかも石炭産業が斜陽化し、鉱害、ボタ山など負の遺産を抱え高度経済成長に取り残され荒廃した筑豊の福祉事務所でした。
 
 地域の荒廃ぶりを如実に示す数字として、友人が受け持ったある町の生活保護率は300パーミリ(30パーセント)を超えていた(現在の全国平均が1.7%程度)。ということはその町の3人に1人が生活保護を受けていたということです。その被保護者の実態は実に悲惨なものもあったが、また不正受給も横行し、ある地区全体がほとんど生活保護を受けながら実態は泥棒部落だったとの話も週刊誌等をにぎわせました。

 そんな福祉事務所に配置された、大学を出たばかりの人生経験のない新人ケースワーカーは、その任に堪え切れず自殺したり、二日目には退職したりということも複数あったそうです。

 こんな話も思い出しました。新人研修を終えたばかりのころ、担当の被保護者が死亡した。身寄りのない全くの単身者で、葬儀も行えない。結局上司と二人で火葬を行い、やっと引き取ってくれた無縁墓地に埋葬したこともあった。
 また、集団就職で上京していた若者が、病気をして故郷に戻って保護を受けたのだが、将来を悲観して自殺した。残された遺書には、その友人への感謝の言葉があったとのことで、かれは一日涙が止まらなかったとのこと。

 そんな話を友人から聞いていたのと重なって、ドラマがとてもリアルに感じられました。

 生活保護法は、プログラム既定としての憲法25条を具体化する法律として作られたものですが、その精神は国民一人一人に「健康的で文化的な最低限度の生活」を保障するというものです。
 地方公務員であった友人の仕事上の姿勢は、国富の増大に寄与するとともに国民一人一人の生活をどう支えていくかを常に追求するというものだと、酔うと熱く語るのが常でした。

 さて、このテレビドラマどのように描いていくのか。その友人の話も聴きながら興味深く見ていきたいです。
 主演の吉岡里帆さんは、グラビアアイドルから女優に転身されたようで、そのギャップも見ものです。

生活保護法(抜粋)
第一章 総則
(この法律の目的)
第一条 この法律は、日本国憲法第二十五条に規定する理念に基き、国が生活に困窮するすべての国民に対し、その困窮の程度に応じ、必要な保護を行い、その最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長することを目的とする。

(無差別平等)
第二条 すべて国民は、この法律の定める要件を満たす限り、この法律による保護(以下「保護」という。)を、無差別平等に受けることができる。

(最低生活)
第三条 この法律により保障される最低限度の生活は、健康で文化的な生活水準を維持することができるものでなければならない。

ドビュッシー「月の光」2018年07月24日 23時31分13秒

ドビュッシーピアノ作品集
ドビュッシーピアノ作品集(CD3枚組)
 サンソン・フランソア(ピアノ)

 先日届いたドビュッシーの作品集をやっと少し聴きました。今日は、ドビュッシーのもっとも有名なピアノ曲「月の光」です。
 まず3枚のCDのどこに入っているのか、探すのが大変。Wikipedia
で調べて「ベルガマスク組曲」の3曲目ということがわかって、その組曲は3枚目のCDに収められていることを見つけて、そのCDには「子供の領分(全6曲)」、「版画(全3曲)」の次に「ベルガマスク組曲(全4曲)」と入っているので、「月の光」は12曲目だなと探し出す。
 全部フランス語だから大変なんですよ。

 で、12曲目を聴くと聞いたことがあるメロディで、「月の光」でした。
 本当に美しい曲です。でも、僕の狭いがらくただらけの部屋で聴いたらつまんない。やはりこの曲は、照明を落とした、窓の大きい広い部屋で月光を浴びながら聴くのがふさわしい。そんな感じの曲ですね。

 それにしてもピアノを弾いているサンソン・フランソアは、とてもハンサムですね

迷走体調2018年07月29日 23時55分27秒

 皆さん、台風の被害はなかったですか。

 貧乏老人には、お役に立てることは何もありませんが、被害にあわれた方には本当にお見舞い申し上げます。

 僕のほうは、台風はなんともなかったのですが、体調を崩してしまいました。頭痛、咳、のどの痛み、全身倦怠。熱はなかったのですが原因不明。
 それでも、今日になって少し快復したようで、雨の中を買い物に、少し歩けました。ほんとうに、健康が一番ですね。

 神崎さん、コメントありがとうございます。僕もあとの二作品も早く読みたいです。