例によって四王寺山2018年11月04日 21時45分27秒

 昨日は、天神で仲間たちとの麻雀に興じ、今日は午前中は用事があったのだが、天気が最高で、やはりどこか近くでも山歩きがしたい。そういうときは、例によって四王寺山です。
 登り始めたのはもう午後2時過ぎから。県民の森管理事務所前からです。紅葉はまだちらほらで、全体としては見られません。もっとも、四王寺山は、紅葉の名所にはなっていませんね。

県民の森

 子供の国に入り、すぐ左のほうに登り、四王寺林道に出て右折すると焼き米ヶ原辺りに出る。右のほうに増長天礎石群への入り口があるのですが、そこが綺麗に階段ができていました。すぐ先の鏡ヶ池は、こんな山頂部分にあるのに年中枯れることがないといいうことだが、今は水位が下がっていてなんだか心配です。

増長天礎石群への入り口

 
鏡ヶ池

 ぐるりと回り、毘沙門天、大城山の山頂を踏み、野外音楽堂から百間石垣のほうへ下る。いつもの周遊コースです。今日は、ザックも背負わずショルダーバッグにペットボトルの水を入れただけの軽装だったから、ずいぶんと速く歩けました。

紅葉はちょっとだけ

 鮎返りの滝から小石垣の上を渡り、また周回路に出るて一番きつい大原山への登りを超えれば、焼き米ヶ原はすぐだ。広場の前を通る四王寺林道は、太宰府方面への下りが通行止めになっていたが、崩壊箇所でもあるのだろうか。

通行止め

子供の国の紅葉

(14:14)県民の森駐車場発、 (14:49)大城山山頂、 (15:06)百閒石垣、
(15:19)小石垣、 (15:38)大原山、 (15:50)焼米ヶ原、
(16:00)県民の森駐車場に戻る。


ニューヨークの秋2018年11月05日 22時59分05秒

ニューヨークの秋
 このCDの最初の曲が「AUTUMN IN NEW YORK」ニューヨークの秋という曲です。
 とてもしっとりとしていて、なるほど秋の歌だなあと思える曲で、僕の大好きな曲です。もの哀しいけれど、歌詞の内容は明るい。
 歌っているジョー・スタッフォードは1917年生まれですから、生きていれば101歳ですが残念ながら10年前に亡くなっています。もともとポピュラー系の歌手だったようですが、このCDではきちんとしたジャズシンガーですね。とても滑らかな美しい声で、魅力的です。
 彼女のCDは、これ一枚しか持っていないけれど、これを繰り返し聴くので充分です。魅力的なCDです。

 しかし、僕の好きなジャズシンガーは、ほとんどが半世紀前に活躍した人です。こんな感じでしっとりと歌ってくれる若いシンガーはいないのでしょうかね。

風立ちぬ2018年11月07日 01時08分14秒

 先日、岩崎宏美さんの思秋期という歌にふれましたが、実は秋の名曲は意外とたくさんあるのですね。
 ネットで「秋 名曲」で検索するといろいろと出てきます。クラシックやジャズでも同じです。
 で、今夜は歌謡曲の秋の名曲。先日の「思秋期」は、一押しというか僕には想いが深い曲。
 山口百恵さんの「秋桜」や五輪真弓さんの「恋人よ」なんて超名曲もありますが、僕が好きで口ずさむのは、松田聖子さんの「風立ちぬ」です。ほんといい歌ですね。
 YouTubeにたくさんあがっています。

ブラームス交響曲第4番2018年11月09日 00時01分13秒

ブラームス交響曲第4番
ブラームス交響曲第4番ホ短調作品98

 秋のクラシックの名曲といえば、僕はやはりこのブラームスの交響曲第4番が最初に思い浮かぶ。
 曲がそんな感じがするわけではないし、秋をテーマにした曲でもなさそうだ。それでは何故、秋と関連付けるのか。それは僕が読んだ名曲解説に、この曲は「人生の秋を感じていた晩年のブラームスが、彼の諦観を織り込んだ作品、云々」といった意味のことを書いてあったからで、それを読んでからずっとそう思って聴いていたからだ。
 昨日から今日にかけて何度もこの曲をじっくり聴いたのだが、人生の黄昏、秋という感じよりも、しっかりと人生を送ってきた大人の色気と厳しさと勇気を感じ取ることができた。
 この曲は、何度聴いても感動できる名曲ですね。僕の最も好きな交響曲の一つです。
 
 聴いたのは、以下の三枚です。それぞれの評価はいろんな人がネットに書いているので、それにお任せですが、1には哀愁と包容力、2には色気と情熱、3には規律と信念を感じました。まあ、聴く日によって違って聞こえるのだけれどもね。

 1 ワルター指揮 コロンビア交響楽団(1959年)
 2 フルトヴェングラー指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
                 (1948年ライブ)
 3 クライバー指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

鷹取山2018年11月19日 21時10分25秒

鷹取山(たかとりやま 403.5m)佐賀県三養基郡みやき町
 17日の土曜日は、久しぶりに高校同窓生仲間とのハイキングを楽しんだ。近場の佐賀県みやき町の低山鷹取山だ。
 登山口は、山田水辺公園の近く。近くのひまわり園では、この時期に咲くといいう珍しいひまわりの最盛期で、見物の人が多く、駐車場では整理人がでてさばいていた。公園の駐車場に車を停めて登山開始。

山田水辺公園駐車場

 目的は有名なハゼの紅葉だが、今年は台風と天候の異変で紅葉はさっぱりだという。
駐車場から続く舗装道路を登っていくと、イノシシ防護柵があり、さらに登ると右手に丸太を組み合わせた立派な砂防ダムがある。丸太の砂防ダムは初めて見たが、果たしてどのくらいの強度があるのかな。

いのしし防護柵を越えて


丸太の砂防ダム

 登山道には、随所に案内表示があり、整備されていて登りやすい。ハイキングの感じであっという間に山頂に着くのだが、山頂直下の10分くらいはとても急登できつい。

登山道


鷹取山山頂

 山頂は横長で、あいにくの薄曇りで遠方が見えにくかったが、佐賀方面と、右奥のほうは久留米方面の展望がいいようだ。
 ほっかほっか亭で買ったのり弁の昼食後すぐ下山する。下山後は、小城まで足を延ばし、小城温泉開泉閣に泊まり例によって麻雀に興じる。バーボンを飲み過ぎてすっかり酔ってしまい、麻雀は大敗してしまった。

小城温泉開泉閣

(11:03)駐車場発、 (11:55)山頂、昼食、 
(12:26)下山、 (13:09)駐車場に戻る。

霧越邸殺人事件2018年11月25日 22時03分49秒

霧越邸殺人事件
霧越邸殺人事件(綾辻行人 著)新潮文庫

 この、連休は、本来ならどこかの山に遠出したい気分だったが、週明けからの出張もあり、自重して自宅でミステリーを読んでいました。

 平成7年2月1日発行とあるから、これも23年も前に出された本だ。
本箱に積読していたのを今夜読み終えた。

 作者の綾辻さんは、新本格派の旗手として「十角館の殺人」で華々しくデビューされた。まだ、京都大学の現役の学生さんだったと思います。その頃の僕は、海外のミステリーばかり読んでいたのだが、評判を聴いて、その「十角館の殺人」を読んでみた。

 へーこんなすごい本格物を書ける作家が日本にも現れたんだと感心し、しかもまだ学生さんだと二重に感心した覚えがある。それ以来、彼の作品が出るたびに読んだのだが、そのうちにいかにも創りましたよという設定に嫌気がしたり、彼が僕の嫌いなホラー物を書き始めたことから以来読むのをやめていた。

 それでも、第12回吉川英治文学賞新人賞を受賞したこの「霧越邸殺人事件」は、よくできているという評判だったので、買っていたものだった。ようやく読むことができたというわけだ。

 唐十郎の「状況劇場」を思い起こさせるような劇団員一行が、突然の吹雪のため山奥の豪邸一軒家「霧越邸」に閉じ込められる。そしてそこで起こる連続殺人事件は、本格推理小説の典型ですね。

 でも、トリックのために館を造ったというようなわざとらしさも一応抑えられているし、ストーリー、物語の展開も実際そんなこともあるかなという、現実からの遊離も少ない。自然と読めるミステリーです。文庫で700ページ近くある大作ですが、なかなか面白く、すらすらと読むことができました。新本格派の旗手の作品らしくよくできた本格物です。

 この作品は、1990年のミステリーで、週刊文春の「ミステリーベスト10」の第1位、宝島社の「このミステリーがすごい!」のだい7位にランクされています。また、週刊文春臨時増刊号「東西ミステリーベスト100」では、国内物の82位にランクされています。
 同じ作者の「十角館の殺人」が8位、「時計館の殺人」が20位にランクされているが、僕としてはこの「霧越邸殺人事件」が一番完成度が高いような気がしています。もっともそれらはずいぶん昔に読んだのだから、今読むと感じが違うかもしれないけれど。

高尾山(東京八王子)2018年11月28日 22時39分51秒

 仕事で上京したついでに八王子の高尾山(たかおさん 599m)に登ってきました。高尾山は、多分日本では最多の登山者がある山で、近頃では「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で3つ星評価を受けたのもあって、休日などは人のお尻を見て登るような混雑ぶりが伝えられています。しかも数日前にテレビで紅葉が見ごろだと報道されたこともあり、その混雑ぶりはいかばかりかと心配しながら、しかし、一度は登ってみたいと思っていたので、思い切って登りました。
 できるだけ混雑を避けるためケーブルカーのある正面登山道ではなく小仏までバスで行き、小仏峠から小仏城山経由で登りました。

小仏バス停
小仏バス停

 登山道は広くとてもよく整備されていて、登山というより全くのハイキングです。

小仏峠へ

小仏峠
小仏峠

小仏城山へ
小仏城山へ

小仏城山山頂広場
小仏城山山頂広場

 
紅葉1

 高尾山の山頂は、平日というのに、芋の子を洗うような混雑でまるで神社の縁日という感じです。本来なら山頂からの展望もよいのでしょうが、晴れなのにカスミがかかりほとんど遠くが見えない状態でした。

高尾山山頂


紅葉2

 また、肝心の紅葉は、山頂部分では、ところどころ赤が残っている程度で、見事というほどのことはありませんでしたが、ケーブルカーの下駅(清滝駅?)付近は見事な紅葉が残っているようでしたが、残念ながら逆光で写真は失敗していました。
 下山は、ブラタモリでも通っていたコースを歩いたつもりですが、よくわかりません。指導標が整備されているので、行先は間違えないはずです。

薬王院
薬王院

紅葉3

紅葉4

 薬王院を参拝し、ケーブルカー駅からだらだらと舗装された道(多分1号路)を下って、高尾山口駅までの、のんびりしたハイキングでしたが、それなりに足は疲れているようでした。
たこ杉
たこ杉


紅葉5

(9:45)小仏バス停発、 (10:37)小仏峠、 (11:02)小仏城山、昼食、
(11:48)小仏城山発、 (12:05)一丁平、 (12:51)高尾山山頂、
(13:05)下山(多分1号路)、 
(14:48)ケーブルカー下駅(清滝駅)着、生ビールで軽く一杯。