謎解きはディナーのあとで ― 2011年05月05日 20時59分43秒
謎解きはディナーのあとで(東川篤哉著)小学館
2011年の本屋大賞第1位ということで、とてもよく売れているという。本屋大賞とは、7年くらい前に設立された賞で、全国の書店員が選んだ「一番売りたい本」に贈られるものだという。この本は、その昨年分ということ。
主人公は、大財閥のお嬢様で国立署の女刑事とその執事兼運転手、おまけに上司の警部は有名自動車メーカーの御曹司というおよそありそうもない設定だが、まあそこはお話を面白くするための舞台設定だ。
軽妙な会話でストーリーが展開する。で、そのお嬢様が捜査の状況を説明すると、安楽椅子探偵たる執事が、毒舌とともに名推理を展開するという、ユーモアーミステリー短編集である。ユーモアーといっても、そこはしっかりした作りになっていて、本格推理小説といってもいいくらいだ。
近頃ミステリーが重たいものが多い中、このような気軽に読めるものも人気がでるのであろう。
以前に読んだ、やはりお金持ちの警視を主人公にした「翔んでる警視シリーズ」を思い出した。
何か新聞の記事で、映画監督が、「この小説を映画化すると、執事には唐沢寿明だなあ。」とか言っていたのが、なるほどぴったりだなと思いながら、楽しく読めました。
2011年の本屋大賞第1位ということで、とてもよく売れているという。本屋大賞とは、7年くらい前に設立された賞で、全国の書店員が選んだ「一番売りたい本」に贈られるものだという。この本は、その昨年分ということ。
主人公は、大財閥のお嬢様で国立署の女刑事とその執事兼運転手、おまけに上司の警部は有名自動車メーカーの御曹司というおよそありそうもない設定だが、まあそこはお話を面白くするための舞台設定だ。
軽妙な会話でストーリーが展開する。で、そのお嬢様が捜査の状況を説明すると、安楽椅子探偵たる執事が、毒舌とともに名推理を展開するという、ユーモアーミステリー短編集である。ユーモアーといっても、そこはしっかりした作りになっていて、本格推理小説といってもいいくらいだ。
近頃ミステリーが重たいものが多い中、このような気軽に読めるものも人気がでるのであろう。
以前に読んだ、やはりお金持ちの警視を主人公にした「翔んでる警視シリーズ」を思い出した。
何か新聞の記事で、映画監督が、「この小説を映画化すると、執事には唐沢寿明だなあ。」とか言っていたのが、なるほどぴったりだなと思いながら、楽しく読めました。
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