退院後真っ先に聴いた音楽は?2013年06月27日 17時50分35秒

ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第15番
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第15番 イ短調 Op.132 
アルバン・ベルク四重奏団

入院中は、術後の痛みが取れれば、退屈で音楽でも聴くか、本でも読むしかないかなと思って、病床にipodを持ちこみ、ミステリーも数冊持ち込んでいた。

 ところが、実際は全くそんな気持ちにならなかったのだ。毎日が不安と退院への希求で、音楽を聴きたいとか、ミステリーを読もうなどといった気分にちっともならなかったのだ。

 そんな感じに自分でも驚いたのだが、やはり趣味は気力、体力がある程度充実していなくては楽しめないようだ。
 まあ、せいぜい、病院に置いてあった、現実離れした漫画「北斗の拳」とか「花の慶二」とかを眺めるくらいだった。

 そして、退院して最初に聴いたのが、このベートーヴェンの「弦楽四重奏曲 第15番 イ短調 Op.132」です。
 この曲には、ベートーヴェンが作曲中に病に倒れ作曲を中断したあと、重篤にならずに済み、作曲を再開できた時に、「病癒えた者の神に対する聖なる感謝の歌」という題の第3楽章が付け加えられているからだ。

 いままで何度も聴いてきた四重奏曲だが、今回自分自身の体験後どのように感じるのか、退院が決まった時からどうしても聴きたいと思っていた。

 で、どう感じたか?
 やはり、こういうシチュエーションでは信仰の差が出るなあという感想です。仏教徒では、神への感謝という感情がおこりにくいのでしょうか。より一層美しく感じることができるのですが、共感という感情はおこりませんでした。
 まあ、自身の感性の欠如かもしれないけれど。

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