サイモン・アークの事件簿 ― 2019年08月15日 21時26分50秒
サイモンアークの事件簿Ⅰ~Ⅴ(エドワード・D・ホック著 木村二郎訳)創元推理文庫5冊
合間合間にぼちぼち読んでいたら、いつの間にか5冊全部読んでしまいました。文庫5冊ともすべて中・短編集です。
主人公サイモン・アークは自称二千歳の悪魔ハンターで、相棒のワトソン役は雑誌の編集者です。その相棒君の名前がなんというのか、どの短編かにはあったような気もするのですが、どうも作中を探してみたけれど見つけられませんでした。
悪魔ハンターというくらいあって、どの短編もオカルト的な事件に取り組むのですが、解決はけっしてオカルト的ではない。きちんとした謎解きものになっています。どの短編も特に記憶にはっきり残るような魅力的な作品ではないのですが、まあ、シャーロックホームズものの延長にある短編集です。
全体として、一気読みするほどの面白さはないけれど、どの作品も一応の水準にはあるようです。50年以上にわたって書き続けられた短編集で、相棒も駆け出しの編集者から、終わりのほうではきちんと出世しています。
読み終えてみると、それほど魅力的ではないはずの、皺だらけの顔のサイモン・アークにまた会いたくなるという不思議なシリーズです。
作者のエドワード・D・ホックは、2008年に亡くなっていますが、短編の名手としていくつかのシリーズを出しているようです。その一つ「サム・ホーソンの事件簿」もⅠからⅥまで文庫で6冊(創元推理文庫)出ていて、もう全冊購入済なので、またぼつぼつ合間合間に読むつもりです。
その前に「半七捕物帳(光文社時代小説文庫6冊)」も読まなきゃあ、です。
合間合間にぼちぼち読んでいたら、いつの間にか5冊全部読んでしまいました。文庫5冊ともすべて中・短編集です。
主人公サイモン・アークは自称二千歳の悪魔ハンターで、相棒のワトソン役は雑誌の編集者です。その相棒君の名前がなんというのか、どの短編かにはあったような気もするのですが、どうも作中を探してみたけれど見つけられませんでした。
悪魔ハンターというくらいあって、どの短編もオカルト的な事件に取り組むのですが、解決はけっしてオカルト的ではない。きちんとした謎解きものになっています。どの短編も特に記憶にはっきり残るような魅力的な作品ではないのですが、まあ、シャーロックホームズものの延長にある短編集です。
全体として、一気読みするほどの面白さはないけれど、どの作品も一応の水準にはあるようです。50年以上にわたって書き続けられた短編集で、相棒も駆け出しの編集者から、終わりのほうではきちんと出世しています。
読み終えてみると、それほど魅力的ではないはずの、皺だらけの顔のサイモン・アークにまた会いたくなるという不思議なシリーズです。
作者のエドワード・D・ホックは、2008年に亡くなっていますが、短編の名手としていくつかのシリーズを出しているようです。その一つ「サム・ホーソンの事件簿」もⅠからⅥまで文庫で6冊(創元推理文庫)出ていて、もう全冊購入済なので、またぼつぼつ合間合間に読むつもりです。
その前に「半七捕物帳(光文社時代小説文庫6冊)」も読まなきゃあ、です。
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