カラヤンとフルトヴェングラー2008年09月06日 22時44分12秒

カラヤンとフルトヴェングラー
「カラヤンとフルトヴェングラー」、「カラヤン帝国興亡史」(二冊とも中川右介著 幻冬舎新書)
 カラヤンもフルトヴェングラーも超有名な指揮者であるけれど、私は、レコードは聴いても二人については何も知らなかった。
 で、本屋を覘いた時、目に付いたのがこの新書。
 フルトヴェングラーやカラヤンがナチスとどのように関係したか、また二人がどのように関係して、どのようにしてベルリンフィルの指揮者として君臨しえたのか、さらにはチェリビダッケやベームやバーンスタインなど巨匠と言われるような指揮者たちとの関係など、資料に基づき興味深く解き明かす。といっても堅苦しくなく読みやすい。
 世紀の名演といわれるレコードがどのようにしてできたのかにもふれられており、レコードを聴く楽しみがまた広がった。

ゴールデントライアングル2008年09月07日 20時26分45秒

 ゴールデントライアングルとは、このブログにもちょっと書いたことがあるけれど、私が勝手につけた登山コースの名前です。
 地元の油須原公民館から宝満川源流コースを三郡山に登り、縦走路を宝満山まで歩いて山頂を踏み、逆戻りして長崎鼻から油須原公民館に下るというコースで、縦走路を底辺とした逆三角形のコースである。
 源流コースというくらいだから、当然宝満川の源流の一つを通るし、休憩を入れて約4時間のコースは、渓流に沿った変化のあるとてもいいコースであると思っています。
 その上、アクセスが悪いせいなのか、2003年の豪雨で登山道があちこち崩壊してから判りにくくなったせいもあるのか、あまり登山者がいない静かなコースです。本日も、出会ったのは、登るときの一人だけでした。
 そのせいか、道がちょっと荒れかけており、特にわかりにくい箇所が数箇所できている。
 天気予報どおり、登り始めた午前中は、雨がぱらつき、途中の林の中では、かなりの降りになったし、三郡山頂は全くのガスの中であった。縦走路から宝満山山頂に着いたあたりから、ようやく晴れ間が見え始め、気持ちよく歩くことができました。
 縦走路で、真っ白なでっかい(直径15センチくらい)きのこが、木の股に生えていて、誰かが悪戯に置いたのではないかと思えるくらいで、なんだか不思議でした。
 また、宝満山山頂直下のキャンプ場には、バイオトイレが完成されていて、快適そうでした。
(11:23)油須原公民館上林道に駐車、(12:56-13:05)三郡山頂
(13:58)宝満山山頂、昼食、 (14:30)下山、
(15:27)油須原公民館上林道駐車場所

宝満山縦走路のきのこ2008年09月07日 20時27分36秒

縦走路のきのこ
誰かが悪戯で木の上に置いたのかと思ってしまいました。

宝満山キャンプ場のバイオトイレ2008年09月07日 20時28分49秒

宝満山キャンプ場のバイオトイレ
宝満山山頂直下のキャンプ場のトイレが新しくなっていました。西日本鉄道株式会社の寄贈と書いてありましたが、バイオトイレだと言うことです。

ショスタコーヴィッチ交響曲第10番2008年09月12日 00時17分02秒

タコ10
ショスタコーヴィッチ
交響曲第10番ホ短調作品93
カラヤン指揮ベルリンフィル
 先に触れた新書「カラヤン帝国興亡史」で、カラヤンがショスタコーヴィッチの交響曲の中で唯一録音した第10番は、モスクワで作曲者の前で演奏され、彼をして「自分の交響曲がこんなにも美しく演奏されたのは初めてだ云々」とミステリアスな感想を語らせていることが紹介されていて(P.214)、聴いてみたくなった。
 このCDは、そのときのライブ版ではないが、やはり名盤の誉れ高いデジタル録音のCDである。ここ数日は、このCDを繰り返し聴いている。確かに、素晴らしい演奏であると思います。具体的にどのように素晴らしいかは、私の表現力が乏しいため書けないけれど、十分聞き応えがあります。
 しかし、ベートーヴェンやブラームスやチャイコフスキーやモーツァルトを聴く時のように、自分の感情や気分を移入できないような気がします。素晴らしい響き、素晴らしいオーケストレーションを聴いているのだけど、それに感心するだけで、感動があまり残らない。
 まあ、もう少し聞き込んでみます。それにショスタコーヴィッチの交響曲では、第5番が解りやすいというから、そっちも聴いてみたい。
 ところで、この第10番は、「タコ10」と呼ぶ人もいるとか。で、ついでにブルックナーの第8番は「ブル8」というそうな。

天山2008年09月15日 21時42分52秒

天川駐車場から仰ぎ見る天山
 天山(てんざん 1046.2m)
 14日、15日の連休は、朝日会の9月例会であった。今回は、佐賀の名峰天山に登り、ふもとの古湯温泉の近くの別荘で遊ぶ。
 天山は、佐賀県の中央にある、堂々たる山体が見る場所によっては見事な三角錐が天を突いている形のいい山で、九州百名山に列せられている名峰である。
 スキー場があるためか、整備された車道が各方面から山頂直下まで延びており、登頂はたやすい。もっとも10年前に初めて天山に登ったときは、天山宮前のバス停から延々と車道を歩いて山頂に立ち、反対側に延々と歩いて下り、これはこれで相当疲れた覚えがあるのだが。
 今回は、雨天が予想されたのと、まあ、朝日会のハイキングだから最短コースを登った。
 古湯温泉を通り越して、天山スキー場のほうから天川登山口まで車で登る。
 登山口には、立派なトイレが完備されており、車10台は置ける駐車場からは、すぐそこに、天山のなだらかな山頂を仰ぎ見ることができる。 
 登山口からは、ややガレた蛇紋岩の道を20分あまりで、山頂に達する。登山の苦しみは、全くない。天候がよければ、雄大な展望が得られるのであろうが、あいにく半分ガスがかかった状態であった。
 早めの昼食後、西に雨山(あめやま 996m)まで足を延ばす。なだらかに下って上り返せば、天山の山頂から20分もかからずに雨山の山頂に立つ。
 帰りは、天山との鞍部から左に天山を巻くコースで天川駐車場に下る。こちらが、人があまり通らないのか、カヤなどが茂って少しのヤブこぎ状態。カヤの種子がむき出しの腕や顔にびっしりとこびりついた。
 下山して、古湯温泉で汗を流す。古湯温泉は、少しつるつるの湯ざわりのあっさりした温泉で、気持ちが良かった。
 泊まった別荘は、「古湯の森」というところにある個人の別荘で、自分たちが使わないときは、有料で貸し出しているという、生活用具が全てそろった快適な別荘でした。朝日会の行動は、マンネリだけど。
(10:22)天川駐車場発、 (10:42-11:11)天山山頂、
(11:29-33)雨山、 (12:05)天川駐車場

オーディオ2008年09月17日 22時27分02秒

 20年くらい使ったCDプレーヤーが壊れたので買い換えた。さっきつないだばかりで、まだよく聴いていないが、新しい分、いい音がするのではないかと期待している。
 若い頃は、ちょっとオーディオに凝りかけたことがあったが、凝り始めるときりがなくなる。お金がいくらあっても足りない。ソフトを買うお金がなくなるなど、本末転倒なこととなる。
 少しぐらい(大枚をはたけば違うとは思うけど)高級品を買ったところで、聞き分けられる耳も持っていないので、まあ、聴くに堪えないことがなければ、ほどほどのところで我慢している。
 25年使っているお気に入りのスピーカーもそろそろ買い替えかなと思えるし、30年使っているレコードプレーヤーも調子が悪い。アンプもやはり20年くらい使っているのでそのうち壊れるだろう。無駄遣いはできないなあ。

夜のフロスト2008年09月19日 00時54分53秒

夜のフロスト
 夜のフロスト(R・D・ウィングフィールド著 芹沢恵訳)創元推理文庫
 この「夜のフロスト」は、シリーズの3作目である。4作目が先月出たので読もうとしたら、この3作目を読んでいなかったので、まずこちらから。
 フロストは、イギリスの警察の警部で今までにない個性的な警察官である。だらしない格好だが昼夜休む暇なく捜査に精を出すタフネスだ。 ルール破りの活動で上司の受けははなはだ悪いが、同僚からの信頼は厚い。超下品なショークで顰蹙をかいながら、勘を頼りに難事件を解決する。
 複数の事件が交錯する「モジュラー型」と言われている展開で、長編で少し判りにくくはなるが、退屈はしない。
  流感で休暇が多く手薄のデントン署に、少女の自殺や、連続老女殺害事件どあいついで事件が起こる。タフネスフロストは全く休む暇がない。新人部下を引き連れて、下品なジョークを乱発しながら、例によって勘を頼りの迷捜査で解決に導く。笑い満載だが、イギリスのミステリーだけあって、本格物の香りもある警察小説の秀作で、2001年の「文春」の1位、「このミス」の2位にランクされている。

世界の美女2008年09月19日 22時44分20秒

 文芸春秋10月号が、読者投票による「二十世紀世界の美女」ベスト30という特別企画を組んでいる。
 案の定、ヘップバーンがダントツの1位となっているが、僕の好みで言えば、ちょっと違う。
 やはり一番はグレース・ケリーだね。それにナタリー・ウッドやイングリッド・バーグマンが続く。個性的なところでは、ヴィヴィアン・リーがいい。
 と、こんなこと言ってみたって手が届かないし、つまんないといえばつまんないな。

横めし2008年09月21日 00時35分01秒

 今日は、山に登る予定だったけど、突然、しかも全く久しぶりの横めしが飛び込んだ。言葉は、使わないとさび付く。単語の羅列でつなぐようで、意思の疎通がうまくいかない。疲れた。
 明日は、雨天のようだが、近くの山にでも登ろうかな。