歌に生き、恋に生き2011年01月18日 00時01分14秒

プッチーニ オペラ「トスカ」から「歌に生き、恋に生き」
 年末の風邪がぶり返しそうになって、土日はおとなしく自重していた。
 で、録画していた年始のNHKニューイヤーオペラコンサートを観たのだが、その中で、プッチーニのオペラ「トスカ」の中の有名なアリア「歌に生き、恋に生き」を松田奈緒美さんがとてもよく歌っていて、思わずぐっときてしまった。
松田奈緒美

 なかなかの名唱だったと思います。この人の他の歌も聴きたくなりました。

 オペラ「トスカ」は、僕が何回も観た数少ないオペラで、特に「歌に生き、恋に生き」は、僕の大好きなアリアの一つです。
 この松田さんの歌唱に刺激を受けて、これも大好きな歌手ミレッラ・フレーニがこの曲をどんなふうに歌っていたのか聴いてみた(トスカハイライト、シノーポリ指揮)。
フレーニのトスカ

 これはとても柔らかく艶があって女性らしいいい歌であった。
 
 ついでに、このオペラ「トスカ」のベスト盤と言われている、デ・サバータ指揮のマリア・カラスのを聴いてみた(抜粋「マリア・カラスの芸術への招待」)。
マリア・カラスの芸術への招待

 これがまた凄かった。この激情的なトスカは素晴らしい。カラスは、僕の好きな歌手ではないのだが、この歌ばかりには脱帽である。
 おそらく、この歌唱を超えるものは、今後も出ないだろうとさえ思われるものだ。
 カラスをすっかり見直してしまった。