岳滅鬼山のシャクナゲ2013年05月11日 20時37分16秒

岳滅鬼山(がくめきやま 1036.8m)(2回目)、
浅間山(あさまやま 831.5m)(2回目)

単独

 先週、犬ヶ岳に登った時に、英彦山の野峠方面から登ってきていた人が、「今年のシャクナゲは岳滅鬼山がいいよ。」と言っておられたので、観に登った。

 英彦山温泉しゃくなげ荘の入り口の前を通り過ぎ、英彦山大権現の入り口鳥居の前の広い駐車場に車を停めて、登山開始。

英彦山大権現の入口鳥居

 広い林道を奥に進むと、左手に「大山祇神社」と書かれた古い石の鳥居がある。このすぐ先の沢を右に下り渡渉する。下るところには小さく「黒岩山登山口」と書かれている。渡渉して右に森の中に入る。

渡渉地点

 林道が交差している地点に出ると、一応案内表示はあるのだが、ちょっとどちらに進んだらいいのかわかりにくい。写真の左上の林道を進む。

林道交差地点


 この林道は、途中からとても荒れていて車は進めない。途中には右手に荒れた作業小屋もある。

 しばらく登ると、右手に大きな「岳滅鬼山登山口」との表示があり、植林帯の山道に入る。

植林帯の山道に入る

 緩やかに登ると、やがて「岳滅鬼峠」」に出て、そこには「これより北は豊前の国で小倉領」との古い石柱が残っている。

岳滅鬼峠

小倉領石柱


 ここから、右に登る。

 これからは、険しい登りが続き、ロープの張られた岩場が次々に出てくるが、シャクナゲが美しい姿をあちこちに現わして楽しい。

岩場登り1

シャクナゲ1

シャクナゲ2

ロープの急登


 ここのシャクナゲは、犬ヶ岳ほどの群落はないが、緑と岩との自然の采配がとてもよい。

難所とシャクナゲ

 ピークを一つ越して、最後の岩場を登ると、岳滅鬼山の狭い山頂に出る。

(岳滅鬼山山頂)

岳滅鬼山山頂


 かってはここは「東峰」と呼ばれていたが、次の三角点のあるピークよりも高いとのことで、今ではここに「岳滅鬼山」との小さな表示がなされている。

 通り過ぎて、三角点のあるピークを目指す。ここからピークまでのほうがシャクナゲがたくさん咲いているようだ。ミツバツツジもまだ頑張っていてとても美しい。

シャクナゲ3

ミツバツツジ1

ミツバツツジ2

自然の采配

 三角点のあるピークは、下ってまた登ったところにある。岳滅鬼山よりもこちらのほうが、展望がいいようだ。水を飲んで小休止。

三角点ピークから岳滅鬼山を望む


 今日の目的地は、浅間山までだ。ここまでだと、少々歩き足りない感じなので、縦走路がある浅間山まで行ってみることとした。この縦走路は、このごろ復活した「英彦山峰入り古道」の一部らしい。宝満山からどうやって英彦山まであるくのか、興味がある。

ミツバツツジ3


 ということで歩き始めたのだが、ほとんどが下り気味の道である。そういえば、浅間山と岳滅鬼山の標高差は、
200mある。帰りがきついなあと後悔したが、行き始めたら山頂を踏まないと気分が悪い。

三国境

 三国境から先は、ほとんどが杉の植林帯で、面白味がない。ずっと下るばかりである。ようやく浅間山の山頂直下あたりはシャクナゲも現れ、岩場になったので少しだけ楽しめた。

 でも、この道はわざわざ縦走するような道でもないと思った。

 浅間山の山頂も狭く、山頂表示は木の上のこの小さい板のみ。あやうく通り過ぎるところだった。

浅間山山頂表示


(浅間山山頂)

浅間山山頂


 浅間山の山頂で、昼食としたが、ハエが多くて閉口した。せっかくのカルビー焼肉弁当もじっくり味わうことができなかった。

 下山は、往路を戻ったが、案の定、岳滅鬼山まではほとんど登りで、とてもくたびれた。

(渡渉地点に戻る)

渡渉地点に戻る

 下山後は、いつものように英彦山温泉しゃくなげ荘の温泉で汗を流し(600円)、帰路についた。

 

900)英彦山大権現鳥居前駐車場発、 (904)渡渉地点、

934)大南林道交差地点、 (943)植林帯の山道へ、 

1003)岳滅鬼峠、 (1033)岳滅鬼山山頂、 
1046-51)三角点のピーク、

1113)三国境、 (1126)谷コース分岐、

1138)浅間山山頂、昼食、 (1200)下山、往路を戻る。

1208)谷コース分岐、 (1224)三国境、 
1255)三角点のあるピーク、

1311)岳滅鬼山山頂、 (1338)岳滅鬼峠、 
1428)駐車場に戻る。