ベートーヴェンピアノソナタ第31番2019年08月04日 23時51分18秒

ベートーヴェン 後期ピアノソナタ
ベートーヴェン ピアノソナタ第31番変イ長調作品110
マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)

 いやー、熱い! ほんとにうだるような暑さで参っています。そこで昨日は高校時代の同級生と天神でクーラーの効いた麻雀を楽しんだのだが、今日は僕の寝室のクーラーが壊れたので取り換え工事の立ち合い。寝室のクーラーは、夏の間の就寝時のわずかな期間に使うだけなので、安価なものでいいと思い、それなりのものを購入したが、それ以上に工事費がかかった(工事費のほうが高い!)のが痛かった。コンセントもクーラー専用のが必要とのことで、配線工事も屋根裏の入っての大変なものでした。

 で、快適になった寝室での今夜のお休みクラシックは、ベートーヴェンのピアノソナタ31番です。ベートーヴェンのピアノソナタといえば、なんといっても三大ソナタと言われている「月光」、「悲愴」、「熱情」ですよね。誰でも一度聴けばそのすばらしさに魅了される。僕も大好きで、たびたび聴いています。
 でもプロのピアニストや、音楽の専門家に評価が高いのは、後期ピアノソナタと言われる30番31番32番のようです。
 この3曲については、僕は最初聴いた時はほとんど印象に残らなくて、どこがいいのかなと思うくらいでした。今でも三大ソナタに比べると、そう思いますけどね。
 それで、この後期ソナタを聴き続けましたよ。クラシックは聴きなれることが肝要です。ようやく31番については、よさがわかってきましたよ。第三楽章の、いわゆる「嘆きの歌」といわれる部分は、とても抒情的で、これも僕の大好きなモーツァルトのピアノ協奏曲第23番の第2楽章とどこか似ているとも思えるような曲想はなかなかのものです。終わりの部分も官能的ですね。
 ただ、ベートーヴェンがこんなメロディとリズムをとびっくりするようなところもあって、面白い部分もあります。なんか耳につくんですよ。
 CDは、技術的にも、抒情的にも十分との評価の高いポリーニの演奏です。