黒石 新宿鮫Ⅻ ― 2023年05月04日 19時38分26秒
黒石 新宿鮫Ⅻ (大沢在昌 著)光文社
新宿鮫の12作目。はっきり言ってシリーズ最低の作品ではないか。
主人公のキャリア刑事鮫島が冗談を言うような少し柔らかいキャラに変わりつつあるのはご愛敬としても、警察組織を信用せずに孤独な戦いをしていたのが、このシリーズのコアにあったのですが、それがだんだん変貌してきていて、普通の刑事ものと変わらないような程度になってきているような感じを受けました。
新しい相棒や仲間などもそれなりに存在感はあるのですが、晶や桃井課長に変わりえる人物は現れず、また、ストーリーもややこしいだけで、現実味が薄いし、しかも面白みに欠ける。
シリーズ第1作が1990年の発売だから、以来33年間も同じ新宿署で孤独な活動をしているわけで、作者も早くシリーズを終了したいのだろうが、人気シリーズとあって周りもやめさせてくれないのだろうなとか思う。
とはいっても、読み終えたら新作を期待していて、次からはどんな展開になるのか、早く読みたいとも思っている。
テレビの人気シリーズ「相棒」も主人公がとっくに定年を過ぎているようだし、毎回の内容に無理が目立ってきたし、こういった超継続作品の終わり方は難しいのだろうね。
僕のアイデアは、この新宿鮫のラストは、事件は解決するものの、大けがを負った鮫島は引退し、晶の介護を受けながら北海道の田舎で余生を過ごす。後輩が時折訪ねてきて、事件へのアドバイスを求める。
ついでにテレビドラマ「相棒」についても、定年退職して私立探偵となり、違った立場、アプローチで事件に挑むところでシリーズを終わる。新しい相棒は、民間だから甲斐亨(成宮)君でもいいんじゃないかな。
新宿鮫の12作目。はっきり言ってシリーズ最低の作品ではないか。
主人公のキャリア刑事鮫島が冗談を言うような少し柔らかいキャラに変わりつつあるのはご愛敬としても、警察組織を信用せずに孤独な戦いをしていたのが、このシリーズのコアにあったのですが、それがだんだん変貌してきていて、普通の刑事ものと変わらないような程度になってきているような感じを受けました。
新しい相棒や仲間などもそれなりに存在感はあるのですが、晶や桃井課長に変わりえる人物は現れず、また、ストーリーもややこしいだけで、現実味が薄いし、しかも面白みに欠ける。
シリーズ第1作が1990年の発売だから、以来33年間も同じ新宿署で孤独な活動をしているわけで、作者も早くシリーズを終了したいのだろうが、人気シリーズとあって周りもやめさせてくれないのだろうなとか思う。
とはいっても、読み終えたら新作を期待していて、次からはどんな展開になるのか、早く読みたいとも思っている。
テレビの人気シリーズ「相棒」も主人公がとっくに定年を過ぎているようだし、毎回の内容に無理が目立ってきたし、こういった超継続作品の終わり方は難しいのだろうね。
僕のアイデアは、この新宿鮫のラストは、事件は解決するものの、大けがを負った鮫島は引退し、晶の介護を受けながら北海道の田舎で余生を過ごす。後輩が時折訪ねてきて、事件へのアドバイスを求める。
ついでにテレビドラマ「相棒」についても、定年退職して私立探偵となり、違った立場、アプローチで事件に挑むところでシリーズを終わる。新しい相棒は、民間だから甲斐亨(成宮)君でもいいんじゃないかな。
峰入り古道(英彦山) ― 2023年05月04日 21時19分10秒
さっき友人から「日本百名山で宝満山をやっているよ」と連絡があった。
NHKBSで八時からの放送で、宝満山から英彦山への修験道の修行道「峰入り古道」をあの三百名山一筆書き登山の田中陽希さんが踏破する番組でした。
僕がテレビを点けたときは、もう宝満山の部分は終わっていて、古処三山のところだった。この古道の一部は、僕がよく登る山の道で、古道の部分部分はかなり歩いたことがあるので、面白く見ました。
そのうちの、岳滅鬼山は、今の季節はシャクナゲの群生地があり、とても美しいところで、明日も天気さえよければ登るつもりでいました(明日は雨天なので中止します。)。
なんだかへんなめぐりあわせですね。
番組の再放送が来週11日(木)午前八時からあるようですので、録画の予約をしました。この古道は、福岡県内の山道ですが、なかなか険しくて厳しい道です。さすが修験の道です。
NHKBSで八時からの放送で、宝満山から英彦山への修験道の修行道「峰入り古道」をあの三百名山一筆書き登山の田中陽希さんが踏破する番組でした。
僕がテレビを点けたときは、もう宝満山の部分は終わっていて、古処三山のところだった。この古道の一部は、僕がよく登る山の道で、古道の部分部分はかなり歩いたことがあるので、面白く見ました。
そのうちの、岳滅鬼山は、今の季節はシャクナゲの群生地があり、とても美しいところで、明日も天気さえよければ登るつもりでいました(明日は雨天なので中止します。)。
なんだかへんなめぐりあわせですね。
番組の再放送が来週11日(木)午前八時からあるようですので、録画の予約をしました。この古道は、福岡県内の山道ですが、なかなか険しくて厳しい道です。さすが修験の道です。
原りょうさんが亡くなっていた ― 2023年05月11日 23時36分25秒
日本のハードボイルド小説作家原寮(ウ冠のない字)さんが5月4日に福岡市内の病院で亡くなっていたとのこと。
原さんの探偵沢崎シリーズは、僕が次作を待っているシリーズ(「新宿鮫」、「隠蔽捜査」、「疫病神」、「岬洋介」)の中でも最も待ち焦がれていたものです。
探偵沢崎シリーズは、前作「それまでの明日」が5年前に出されて、本当に次作を楽しみにしていた。すでに構想はかなり進んでいたようですが、とうとう日の目を見ずということになった。本当に残念です。チャンドラーを研究し尽くしたという原さんの文体が、とても好きだった。
それに原さんは、地元九州大学を卒業し、佐賀県鳥栖市に在住だったようで、ジャズピアノの演奏活動もされていたようですので、どこかでお目にかかれることもあるのではと親近感もありました。
ご冥福を祈ります。
原さんの探偵沢崎シリーズは、僕が次作を待っているシリーズ(「新宿鮫」、「隠蔽捜査」、「疫病神」、「岬洋介」)の中でも最も待ち焦がれていたものです。
探偵沢崎シリーズは、前作「それまでの明日」が5年前に出されて、本当に次作を楽しみにしていた。すでに構想はかなり進んでいたようですが、とうとう日の目を見ずということになった。本当に残念です。チャンドラーを研究し尽くしたという原さんの文体が、とても好きだった。
それに原さんは、地元九州大学を卒業し、佐賀県鳥栖市に在住だったようで、ジャズピアノの演奏活動もされていたようですので、どこかでお目にかかれることもあるのではと親近感もありました。
ご冥福を祈ります。
井野山 ― 2023年05月27日 23時54分48秒
連休からゆっくりまとまって取れる時間が少ない。といっても裏山に登ったり、細切れに音楽を聴いたり、本を読むことはできていた。
今日も、天気もまあまあだし少しは時間があったので、近くの井野山(いのやま 233m)に登った。井野山はこれで4回目だけど、見る角度によってはゴリラの横顔に似ていることから、「ゴリ山」とも呼ばれているそうです。超低山で30分ほどで簡単に登ることができるけど、山頂からの360度の展望は素晴らしい。
お昼のニュースを観てから出かけて、山頂を往復し、シャワーを浴びて次の用事に出かけた。
(駐車場所のすぐ上にある八幡産宮)
舗装道路を登ったが、まあ、こんな樹もあった
新緑もそれなりに美しい
ここを登れば山頂
山頂は円形
下山は竹林を下る
(12:48)八幡産宮横駐車スペース発、舗装道路を登る
(13:21-30)井野山山頂、 (14:05)駐車場所に戻る。
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