平治岳・大船山2010年06月05日 20時59分35秒

平治岳(ひいじだけ 1642.8m)
北大船山(きただいせんさん 1706m)
大船山(たいせんさん 1787.1m)
 九重の山開きは、明日6月6日午前10時から大船山の山頂で行われるとのことである。山開きは、名物ミヤマキリシマのきれいな時期であるので、比較的混雑の少ない前日の今日、ミヤマキリシマを見に平治岳と大船山に登る。
 昨夜は、久留米で飲み会があり、最終電車で帰宅して、山の準備。結局3時間の睡眠で、家を出た。後輩が家まで来てくれたからよかったが、まだアルコールが残った状態で、自身大丈夫かなと不安だった。
 混雑を避けて、今回も吉部登山口から、大船林道、平治岳北登山口と登っていく。登山者が一番多いのは、やはり坊がつるか男池から大戸越を目指し、平治岳の南東斜面を登るコースだと思う。斜面一面にミヤマキリシマが広がっているからだ。だが、ピーク時は、登山道が大混雑。斜面取りつきから山頂まで行列が続く。それを避けての北側からの登山である。
 新緑が鮮やかな自然林のなかの登山は気持ちがいいが、大船林道歩きは平坦で単調。今回は僕が左折ポイントを見逃して往復40分程度のロスを出した。
新緑の北登山道
 
 北斜面は一部険しいところがあるが、ほぼだらだらと登って、いきなり平治岳のピークに達する。お目当てのミヤマキリシマは、昨年の五割くらいの咲きか。今年は気候の不順で花がだいぶ遅れているようだ。多分来週くらいが見ごろかもしれない。
ミヤマキリシマと三俣山
 
 明日の山開きに集中するのか、今日は南東斜面もまだそれほどの行列はできていないようだ。
 いったん大戸越まで下り反対側の斜面から大船山を目指す。
登山者で賑わう大戸越
 
 北大船山周辺も、ミヤマキリシマはまだほとんど咲いていない。時期が遅れているだけで虫の影響はそれほどないようだから、1~2週間後には綺麗に咲くことだろう。代わりにイワカガミが可憐なピンクの花で迎えてくれる。
イワカガミ

 段原にザックをデポし、大船山の山頂までを往復し、戻って段原で昼食。
大船山山頂

段原
 
 下山は、坊がつるへ下る。坊がつるの避難小屋が、全く新しくなっていて、テントを担いでこなくても寝袋だけできちんと寝泊まりができるようだ。
坊がつる
 
 坊がつるからは大船林道とほぼ平行に進む山道を下り、吉部登山口に戻る。

(7:15)吉部登山口発、 (8:40)平治岳北登山口、
(9:43)平治岳山頂、 (10:33-49)大戸越、
(11:43)北大船山、 (11:48)段原、
(12:13)大船山山頂、 (12:30-11:00)段原で昼食、
(13:42)坊がつる、 (15:00)吉部登山口