ショパン「ポロネーズ」2011年01月12日 20時50分36秒

ポリーニ「ショパン ポロネーズ集」
ショパン「ポロネーズ集」
マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
 ステレオを置いている部屋は、板張りでとても寒い。長時間聴く時ならば暖房を入れるのだが、なかなか時間がないので、ステレオの前に座れない。
 そこで、今年になってまだきちんとステレオで音楽を聴かなかったのだが、やはり欲求不満になって、今夜は寒いのを我慢して一時間だけ聴いた。
 何か、新春にふさわしいものを聴こうということだ。だけども、何故かウィンナーワルツみたいなのは、好みではない。
 さっと聴いて、ヨシ!と感じるもの。ショパンの「ポロネーズ集」を聴いた。
 「ポロネーズ」とは、「ワルツ」とかと同じような、音楽の形式の一つかなとずっと思っていたのだが、これは単に「ポーランド風の」と言う意味らしく舞踏音楽の一つの形式という。恥ずかしいけど、つい最近知りました。
 ショパンの「ポロネーズ」は、彼の情熱と男性的な表情がよく出ていて、聴いていると躍動的な気持にさせられる。
 CDは、ルービンシュタインのが特に有名だけど、僕の持っているのは、このポリーニのもの。力強く歯切れのいい演奏は、聴いていて気持ちがいい。
 特に、僕は、「英雄ポロネーズ」が大好きである。これは、ショパンが祖国ポーランドの栄光をたたえたもので、彼の愛国心の表れだとも言う。
 国の内外が騒がしい昨今、私も祖国のためもう一度お役に立ちたいものだと、殊勝な気持になりました。