迎烏帽子山2011年05月21日 23時20分41秒

迎烏帽子山(のけえぼしやま 1301.8m)
 シャクナゲを観に、犬ヶ岳に登るか、ヤマシャクヤクを観に行くか、迷ったけど、シャクナゲは何回も観ているから、まだ観ていないヤマシャクヤクを観に行くこととした。いづれにしても、時期的にはも、う少し遅いかもしれない。
 シャクヤクは、福寿草で有名な、迎烏帽子山にたくさん咲いているようなので、少し遠いけど、早起きして出かけた。
 迎烏帽子山は、五木の子守唄や、近頃では川辺川ダムで有名な熊本県五木村など三村にまたがる九州中央山地の奥深い山だ。今回登った元井谷第二登山口は、元井谷登山口からさらに数キロ登ったところにあるが、林道が整備されているので、車で楽に行ける。
第2登山口

 登山口には、車が二十台くらいは停められる駐車場がある。
 シャクヤクはどうかなと思いながら登山口から登り始めると、すぐに真っ白なシャクヤクが迎えてくれた。もう花が開ききった感じだが、まだまだ綺麗である。しばらくは左右の群落を楽しみながら登る。
ヤマシャクヤクの群落

 登りは、登山口が標高が高いところにあるので、そうきつい登りはない。緩やかにいったん登ったら、むしろ今度は緩やかな下りが多い。
気持ちのいい登り

 奥にすすむにつれ、シャクヤクはすでに花が落ちたものしかなくなった。このコースには、福寿草もたくさん咲いていたとみられ、今はイチゴの葉みたいなのがたくさん生えている。
葉になった福寿草など

 日当たりのいい開けたところから、急降下すると仏石で、本来ならここら辺にもシャクヤクの群落があるというが、今は葉だけである。
仏石付近
 
 仏石からは、岩場を右に登っていくと、すぐに元井谷からの道と合流し、左に石灰岩がたくさんのウサギのように散らばった斜面をトラバースして進む。
ウサギみたいな石灰岩の登り
 
 登りは緩やかで、尾根に出ると平坦な道となり、新緑の気持ちのいい山歩きとなる。
新緑の遊歩道
 
 山頂直下は、少しだけ登っていて、岩場だなと思うと、すぐそこが山頂である。
迎烏帽子山山頂

 山頂からは360度の展望が期待できるのだが、本日は曇りで、展望はほとんどゼロであった。少し早目の昼食をとり、往路を戻った。
 仏石から先は、下山と言ってもずっと緩やかな登りで、結構疲れた。でも、このコースは、ほとんどが緩やかで、道も歩きやすく、ハイキングコースだといっていい。福寿草の頃、また来てみたい。
清楚な娘

 清楚な乙女のようなヤマシャクヤクのたたずまい
内には燃えるものが
 
 だが、内には燃え盛るものが。

 下山後は、五木村の五木温泉で汗を流し、人吉から高速で帰宅した。
五木温泉

 実は、今日は、登山靴忘れて出た。高速に乗ってしばらくして気付いたが、後のまつり。
 運転用のジョギングシューズで登った。スポーツデポで買った1980円のもの。結構登れましたよ。
 すっかりよごれてしまったけど。
ジョギングシューズ

(8:30)元井谷第2登山口、 (9:16)仏石、
(10:05-31)迎烏帽子山山頂、昼食、 (11:56)登山口に戻る。