天山事件と青春の蹉跌2015年08月25日 21時08分40秒

 昨日、天山登山のことを書いていいて、思いだしたのが、この天山でおこった殺人事件だ。
 1966年12月、地元の短大の男子学生が恋人で同じ短大の女学生を天山で殺害したという実話。恋人から妊娠したと結婚をせがまれ、将来を悲観した男は、彼女を天山登山に誘い、マフラーで絞殺したという。
 しかし、公判で判明した意外な事実。血液鑑定の結果、子供はその男性の子ではなかったというのだ。それを公判で知らされた彼は、傍聴席にまで聞こえるほどの大きなため息をつき頭を抱え込んだという。
 この事件は、石川達三の小説「青春の蹉跌」のモデルになったとのこと。
 僕は当時、事件は知らなかったが、小説「青春の蹉跌」を読んで大きな衝撃を受けたことを覚えている。自分の状況とどこか似たところがあったからだ。
 以後、僕の終生のテーマは「愛と性」となっている。

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