屏山、古処山2010年07月10日 19時01分28秒

屏山(へいざん 926.6m)
古処山(こしょさん 859.5m)
 福岡県の中央部、嘉麻市と朝倉市を分ける山塊が、古処三山といわれている古処山、屏山そして馬見山です。
 今日は、梅雨の間の晴れ間というか、夕方くらいまではなんとか雨が降らずにすみそうだから、山歩きに出かけた。九州南部は大雨の予報だから、遠出はできない。そこで、オオキツネノカミソリの花を期待して、「花の百名山」の古処山に出かけた。
 登山口は、いつものように秋月キャンプ場下から。駐車場に車を停めてて、ゆっくり登る。湿度が高いからすぐに汗が噴き出る。
 八合目を過ぎ、水場の「水舟」を過ぎるとすぐに右につげの原生林への分岐がある。以前はこの分岐がわかりにくかったが、今日はきちんとした案内表示がしてあった。 
 つげの原生林は、わが国でも有数の原生林とのことで、濃い緑の原生林の中を横切る道は、いつ歩いても気持ちがいい。今日のお目当ての一つである。
つげの原生林

 10分ほど歩くと、原生林を突き抜けて、馬見山、屏山からの縦走路に出る。左に登れば、古処山だが、今日は、屏山までいってみよう。本当は、馬見山まで縦走したいのだが、片道2時間半くらいかかるようだから、別の機会にして、とりあえず屏山まで。常緑樹のトンネルを急登すると、あとはわずかで屏山に着く。数組のハイカーが昼食ちゅうであった。
常緑樹のトンネル
 
屏山山頂

 水を飲んで、しばらく休憩して、引き返す。つげの原生林の入口をやり過ごして、緩やかに登れば、苔むした石灰岩の間を縫う急な登りとなる。滑らないように気を着けて登れば、ほどなく巨岩がごろごろしている古処山山頂に着く。
苔むした登山道
 
古処山山頂

 ここまで、花の百名山は、ほとんど花がなく、お目当てのオオキツネノカミソリは、全く見かけなかった。
 山頂で昼食をとっていたら、蝶々が飛んできて袖にとまり、声をかけても逃げようとしない。食べている5分くらいとまったままだった。シャツの色が真っ赤だったから、花と間違えたのだろうか。まあ、いやな気はしないけれど。
なつく蝶々

 下山は、いつものように八丁越えのほうに。
 だんご庵は、涼を求めた観光客でいっぱいでした。
 付近に咲いていたアジサイがとても綺麗でした。
だんご庵付近のアジサイ

(10:13)秋月キャンプ場下駐車場、
(11:38)つげの原生林出口尾根、(12:07-15)屏山山頂、
(12:38)つげの原生林分岐、 (12:50)古処山山頂、昼食
(13:10)山頂発、八丁越え経由、 (14:33)駐車場に戻る。