中山仙境「無明橋」と別府の秘湯「へびん湯」2010年07月25日 19時38分51秒

 7月の朝日会例会は、国東半島の山岳信仰の修験場「中山仙境」にある「無明橋」を観に行きました。
 大分自動車道から日出バイパスに出て大分空港の手前、杵築から一般道路に入り、国東半島の中心部に進む。道が複雑で、すぐにわからなくなる。ナビに何と入れればいいかわからないから途方に暮れたが、地図を頼りに何とか登山口である「夷耶馬(えびすやば)」にたどり着く。
中山仙境登山口(夷耶馬)

 もうこの時点で正午過ぎだったので、登山口で昼食をとり、とりあえず有名な「無明橋」まで行ってみようということになった。この国東半島は山岳宗教の盛んなところで、この近辺にも数か所の「無明橋」があるらしい。最も大きいのは天念寺のそれらしいが、近頃有名なのは、今日の「中山仙境」のである。テレビでも修験者がこわごわ渡っているのが紹介されたりした。
 分県別登山ガイド「大分県の山」の最新版には、「中山仙境」で紹介されている登山コースの途中にあるということだが、今日は猛暑だし、時間も遅かったので、橋を渡ってから引き返した。
 夷耶馬の登山口は、トイレなども整備されている。いったん石段を川に下ると、対岸が登山口である。緩やかに登って尾根に出ると、険しい岩尾根混じりの歩きとなる。
岩場の多い尾根歩き

 登山口から30分程で、岩場のピークに出ると、そこに自然石を合掌させただけの石橋「無明橋」が架かっている。幅50センチ、長さは2mくらいだろうか。左側は千尋の谷かと思えるくらいの高度がある。
無明橋

無明橋を渡ります

 が、思ったほどのことはなく、楽々と渡ることができた。猛暑が堪えるので、すぐに下山。ここのピークは「高城」と言われるらしいが、今回は、そこまでは行かなかった。秋の紅葉の頃ならいいのではと思われた。
 下山後は、近くの夷谷温泉で汗を流し、別府の別荘へ。
 例によって、麻雀を楽しむ。

 翌日、25日は、別府明礬温泉のさらに奥の秘湯「へびん湯」(混浴)に入って帰る。「へびん湯」は、川の中の自然な温泉で、一応脱衣場はあるけれども、完全な露天である。勿論無料で開放されている。 
 
秘湯「へびん湯」

へびん湯

 明礬温泉から、車で扇山の麓のほうに入り込んで、未舗装の道を登ったところにある(駐車スペースもあります)ので、そんなに人がいないだろうと思っていたら、たくさんの入浴者がおられました。中でも、素っ裸の若い女性がおられたので、さすがの朝日会のメンバーも目のやり場に困った様子でした。
 温泉の写真も、人が写らないように撮りましたので、なんだかよくわからないですが、静かな時にきたらとても素晴らしい自然な温泉だと思います。