羅漢めぐり(宝満山150)2011年04月09日 16時37分19秒

宝満山(ほうまんざん 829.6m)150回目
 陽気に誘われて、今週も先週に続き宝満山に登る。今回は、少しルートを変えて正面登山道から羅漢めぐりを経て宝満山山頂へ、下山は女道からかもしか新道、鳥追峠と下る。
 いつものように、竈神社上の林道に駐車する。
正面登山道二合目
 
 陽気がよくなったせいか、登山者がやたら多い。今回も若い人のグループが目についた。
 中宮跡を過ぎて少し進むと大きな岩の手前に「羅漢めぐり」への分岐がある。表示がしてあるのですぐわかると思う。全く久しぶりの羅漢めぐりだ。
羅漢めぐり入口

 分岐から左に下り気味に入ると、すぐ右手に剣豪の修行した窟がある。どんな剣豪かよく知らないけれど、こんなところで修行するなんぞはさぞ強かったことだろう。
金剛兵衛修行窟

 さらにアップダウンしながら下っていくと、こんどは「伝教大師(でんぎょうだいし 最澄のことです)」が中国に渡る前に修行したとかいう窟がある(案内の看板から右上に1分ほど登ったところにある。)。
伝教大師修行窟

不明

 道は、どんどん下るので、このまま別のところに下山するのではと不安になるが、正面登山道から二十数分で登りに転じる。
 岩ゴツゴツの道を登り始めると、ぼつぼつと首のない羅漢さんが目に入ってくる。

首なし羅漢

 なんでも、明治の廃仏毀釈の折、谷底に落とされた羅漢さんを、後日丁寧に戻したものだとか。だから首が欠けているのが多いのだ。
 
稚児落とし

 垂直に切り立った岩(「稚児落とし」と物騒な名前が付いている)の下に登りつくと右に巻いて、近頃おかれた梯子を登れば山頂にでる。
宝満山山頂直下

いつもどおりの宝満山山頂
 
宝満山山頂直下のキャンプ場

 昼食後は、キャンプ場に下り、女道からカモシカ新道を下る。かもしか新道は下るというより登りが多い感じで、結構ハードな道だ。
カモシカ新道への分岐

 鳥追い峠まで下ると、あとは林道を緩やかに下って、駐車場所に戻る。溜池に浮かんでいたボートに大きな鳥が乗って、何やら物思いに沈んでいた。
溜池の大きな鳥(名前知らず)

(10:49)竈神社上林道に駐車、登山開始、
(11:47)羅漢めぐり入口、 (12:10)羅漢めぐり最低部、
(12:33)宝満山山頂、昼食、 (13:05)下山、キャンプ場へ、
(14:24)駐車場所に戻る。