愛おしい骨 ― 2011年04月29日 20時39分04秒
![愛おしい骨 愛おしい骨](http://yamanamiharuka.asablo.jp/blog/img/2011/04/29/173179.jpg)
愛おしい骨(キャロン・オコンネル著 務台夏子訳)創元推理文庫
今日は連休唯一の晴天だったのに、野暮用で一日家にいた。そこで、久しぶりのミステリー読書。
この変な題名のミステリーは、昨年のミステリー海外部門の秀作で、「このミステリーがすごい!」の第1位、「週刊文春のミステリーベスト10」の4位にランクされている。
数十年ぶりに故郷に呼び戻されたら、昔、森で行方不明になった弟の骨が、毎朝玄関に置かれているという奇妙な事件が起こっているという。ストーリーも面白いし、よくできたプロットだとは思うのだけど、どうもあまり感心しないのだ。
それは、文体というか文章が好きになれないし、読みづらいからなのだ。作者としては、ユーモアーとかアイロニーのつもりかもしれないが、やたら余計な言い回しが多いのだ。
後半からは、そういった言い回しはだんだん少なくなってきて読みやすくなってくるのだが、前半を読むのにてこずった。それに、話が解りにくい。場面の転換が唐突だったりで、誰が何をやっているのかとてもわかりづらかった。
この作者の作品にはシリーズ化されているものもあるというが、こんな調子の文章なら読む気がしないなあ。
ただ一つだけ、主人公の幼馴染の女性、それに途中から出てくる女捜査官や、家政婦などが非常に魅力的に描かれていたのは、よかった。
今日は連休唯一の晴天だったのに、野暮用で一日家にいた。そこで、久しぶりのミステリー読書。
この変な題名のミステリーは、昨年のミステリー海外部門の秀作で、「このミステリーがすごい!」の第1位、「週刊文春のミステリーベスト10」の4位にランクされている。
数十年ぶりに故郷に呼び戻されたら、昔、森で行方不明になった弟の骨が、毎朝玄関に置かれているという奇妙な事件が起こっているという。ストーリーも面白いし、よくできたプロットだとは思うのだけど、どうもあまり感心しないのだ。
それは、文体というか文章が好きになれないし、読みづらいからなのだ。作者としては、ユーモアーとかアイロニーのつもりかもしれないが、やたら余計な言い回しが多いのだ。
後半からは、そういった言い回しはだんだん少なくなってきて読みやすくなってくるのだが、前半を読むのにてこずった。それに、話が解りにくい。場面の転換が唐突だったりで、誰が何をやっているのかとてもわかりづらかった。
この作者の作品にはシリーズ化されているものもあるというが、こんな調子の文章なら読む気がしないなあ。
ただ一つだけ、主人公の幼馴染の女性、それに途中から出てくる女捜査官や、家政婦などが非常に魅力的に描かれていたのは、よかった。
最近のコメント