ブルッフ ヴァイオリン協奏曲2012年10月19日 00時15分27秒

ブルッフ ヴァイオリン協奏曲
ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調
ハイフェッツ(ヴァイオリン)
サー・マルコム・サージェント指揮 ロンドン新交響楽団

 昨日水曜日のテレビドラマ「相棒」では、杉下警部が「パリのアメリカ人」を聴いていたようですが、僕はブルッフのヴァイオリン協奏曲を聴きました。
 実は、最近までこの曲のことを全く知らなかった。ブルッフという作曲家のことも知らなかった。僕自身、クラシックマニアではないものの、クラシックファンの一員と思っていたのに、全く恥ずかしい。
 何かの雑誌でこの曲のことを知り、アマゾンでCDを取り寄せて聴いてみた。
 本当に素晴らしいヴァイオリン協奏曲ですね。なんでも、ベートーヴェン、メンデルスゾーン、ブラームス、チャイコフスキーのそれと並んで五大ヴァイオリン協奏曲とも言われているそうです。
 なるほど、魅惑的な第1楽章、とても美しい第2楽章、そして最高の盛り上がりで終わる第3楽章とこれぞヴァイオリン協奏曲という魅力的な曲だ。どこか人工的な、一生懸命創りましたという感じがしないではないが、聞き慣れればそんな感じはなくなるだろう。
 こんな素晴らしい曲を今まで聴いたことがなかったなんて、僕の音楽体験なんて、なんて貧しいんだ、こんな調子だと、まだまだ聴いていない素晴らしい曲がたくさんあって、聴かないまま死んでしまうのだろうなと寂しく思って落ち込んでしまいますね。
 なお、このハイフェッツのCDには、同じブルッフのスコットランド幻想曲やヴュータンのヴァイオリン協奏曲も収められており、いずれも素晴らしい演奏だと思いました。