ベートーヴェン交響曲第8番2015年10月04日 23時24分07秒

ベートーヴェン 交響曲第8番ヘ長調 Op.93
ギュンター・ヴァント指揮 1987年 北ドイツ放送交響楽団

 先日のテレビ番組でヴァイオリニストの葉加瀬太郎がベートーヴェンの交響曲第8番について述べていた。
 ベートーヴェンの九つの交響曲は、この8番を除いてすべて誰かに献呈されているが、何故この曲は献呈されなかったのか。それは、この曲は、ベートーヴェンの「不滅の恋人」のために作曲されたからだという。 そして、その「不滅の恋人」は、4人の子供がいた人妻だった。といったことを彼は説明していましたね。

  まあ、ということで、そこらへんをネットで調べていたら、この演奏がYou Tubeにアップされていて聴くことができた。
 交響曲第8番は、ベートーヴェンの九つの交響曲の中で一番演奏時間が短いものだろうと思われる。革新的な作曲技法で7番まで作曲してきたベートーヴェンが余裕を持って、古典的に回帰した作品と言われているし、ベートーヴェンが自作の交響曲の中で一番好きな作品だと言っているとのことだ。僕も、この曲は単純に好きですね。僕の持っているレコードは、カラヤンのものだけど、このヴァントの演奏は、きびきびと歯切れよく、躍動感があって明るく楽しいものですね。
 こんな楽しい曲をあの第九の前に書いたなんて驚きです。