白馬山など ― 2024年03月09日 21時50分33秒
山歩きは、心身の健康のためには欠かせないと思っているのだが、いつも同じ山ではやはり面白くない。初めての山を歩くのがとても面白いのだ。
今日はめずらしく休みと天候と車が一致した。ということで今回は、雑誌「山と渓谷3月号」に紹介してあった、筑豊の嘉麻市の超低山を歩くことにした。超低山といっても「新・分県登山ガイド」(山と渓谷社)にもちゃんと載っている山だ。
友人には、「白馬に行く。」とメールしたから、驚いたようだ。
ナビに「安国寺」といれたら、自宅から車で1時間ほどで登山口に着いた。
安国寺の駐車場は広くてとても立派です。
駐車場の奥に安国寺への急な階段がある。上って本堂にお参りし、左下の梅林公園入口に出る。
安国寺本堂
梅林公園入口、右へ行けば公園へ、白馬山へは左へ進む。
ずんずん進むと山道らしくなるが、とても歩きやすい。
途中、三高山への直登コースが右に分岐し、途中に座禅石なるものがあるようなので、ちょっと立ち寄る。
座禅石は、思った通りで上部が平たくなっていて、多分この上で僧たちが座禅し修行したのだろう(もしくは、そんなことも想い起こされるとか)。
分岐に戻り、少し登ると、安国寺の奥の院がある。まあ、奥の院である。
白馬山へは、手前を左に登る。
すぐにひときわ目につく異様は樹木「バクチノキ」が現れる。樹皮がはげているさまから、博打で負けて身ぐるみはがされた様を想像し、そう名付けられたのではないかと言われているようであるが、正式名称等なにもわからない。
わりと急な登りをひと登りで白馬山(はくばさん 242m)の山頂だ。危険な個所もなくとても登りやすかった。汗をかき暇もないくらい。
ところで、この山頂の標高は、大きな表示では242mと書いてあるけれど、その左横の標柱には261mとある。分県ガイド「福岡県の山」では233mとなっていて、本当のところはどうなのか。
白馬山の山頂には、「岸取城址」との案内もあり、ネットをちょっとだけ調べてみたけど、だれがいつごろ作ったのか誰が城主だったのかなど全く不明である。
ただ、その城址のところの標高が242mとなっているものがネットにあったのだが。
それに今回の三山の呼び名も濁点があったりなかったりはっきりしないが、すべて大きな表示板に従うこととする。
白馬山の右奥から下ると大法山への縦走路で、とても歩きやすい気持ちのいい道だ。あっという間に大法山(たいほうざん 232m)の山頂に着く。
分県ガイドは、ここからさらに北に進み、法華経ヶ峰、鬼子母神堂とまわるコースを紹介しているが、今回は「山と渓谷3月号」のコースに従い、引き返して三高山を目指す。
白馬山のほうへ引き返し、すぐ下を通り抜けると少しのアップダウンで三高山(さんたかさん 251m)の山頂である。
さらに下って登り返すと三高山展望台にでる。本コース唯一の開けた場所で、英彦山方面等の展望がいい。奥に英彦山や鷹ノ巣山の稜線が認められる。
ホットココアとパンでの簡単な昼食をとる。
案内に従い三高山山小屋へ下る。しばらくで、広場に出て左手にトイレのついた立派な山小屋が現れた。こんな低山に驚くほどの立派な施設で、誰が何のために作られたのか不思議である。ま、山小屋泊登山の練習目的だろう。
広場の奥から舗装された林道が下っており、緩やかに下る。
林道はすぐに国道322号線にぶつかる。右にやや上れば、信号機があり、右折すると梅林公園への道である。
信号を右に
奥の左上へ梅林公園への階段がのびる。
梅林公園の梅は、さすがにほとんど終わっていて、わずかな残りが名残惜しそうに咲いていた。
二時間半程度の低山歩きだったが、自然がたくさん残っており、とても楽しい山歩きだった。指導標もよく整備されており、なかなかいいコースでした。近くならたびたび来たいと思う。
(10:27)安国寺駐車場発、 (10:51)奥の院、 (10:59)バクチノキ、
(11:11)白馬山山頂、 (11:28)大法山山頂、 (11:50)三高山山頂、
(11:59-12:15)三高山展望台、昼食、 (12:24)三高山山小屋、
(12:37)国道322号線に出る、 (12:47)梅林公園分岐(信号あり)、
(12:55)梅林公園、 (13:08)安岡寺駐車場に戻る。
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