古祖母山2010年04月04日 23時25分08秒

障子岳(しょうじだけ 1703m)、古祖母山(ふるそぼさん 1633m)
 3月は、花粉症で、たいした山歩きはしていなかったので、今日はたっぷり歩いた。昨日の土曜日のほうが天気がよかったのだが、あいにく所用があり在宅した。今日も午前中は、なんとか晴れそうだ。朝4時に起きて5時前には家を出た。まだ真っ暗。家の近くのコンビニで、朝食と山の弁当を購入して高速を飛ばす。
 大分米良インターで高速を降りて、国道10号、502号経由で、県道7号を南下して尾平(おびら)の登山口に着いたのが8時過ぎ。下山路となる尾平越から尾平までの道がちょっと不明確なので、車で尾平越から下ったトンネルの出口あたりを調べたがよくわからなかった。まあ何とかなるだろうと登山口に戻って、8:45に登山開始。
尾平登山口付近
 
 黒金山尾根コースは、登り始めは渓流沿いの美しいコースだが、渓流から離れると、縦走路に出るまでずっと急登するきついコースとなる。ゆっくり休まず登るのが疲れないコツとか。
美しい渓流沿いのコース

険しい登りにミツバツツジ
 
 へとへとになって縦走路に出る。右に行けば祖母山、左に行けば障子岳から古祖母山、そして、九州の岳人なら一度はチャレンジしたくなる祖母・傾縦走の一方の起点傾山に行く。 
 本日は、その一部分を古祖母山まで歩く。途中に天狗岩とか烏帽子岩など奇岩のピークがあるが、疲れ果てていたので、今回は省略した。
 障子岳は、昨年の5月のアケボノツツジの時期に登ったので今日で二回目となる。障子岳の山頂に着いたころから天気が下り坂になり、展望がきかなくなった。日が射さないと急に寒くなる。
 昼食後、縦走路を古祖母山へ。
障子岳から古祖母山への縦走路

 アップダウンのない、平坦な縦走路だ。疲れた足には何よりだった。
 古祖母山から尾平越への下山は、はじめ岩の多い急降下となる。大きな岩の割れ目をはしごで下るようなところもあり、慎重に下った。
古祖母山からの下り

 しばらくすると歩きやすい縦走路となり、尾平越からは左に滑りやすい下りをまた急降下する。尾平越トンネルの北側に出ると、舗装された林道を歩き、表示に従い山道に入ったりと1時間ほどの下りで尾平登山口に戻る。
下山路にも楽しみが

 久しぶりの長時間の山歩きで、足がつりそうになるなど大変疲れたが、山らしい山を歩いて、とても気持が良い。
 下山後は、「荒城の月」で有名な竹田市の竹田温泉「花水月」で汗を流し、帰路につく。帰宅は9時になった。
竹田温泉「花水月」

(8:45)尾平登山口発、黒金山尾根コース、
(11:42)祖母・傾縦走路、 (12:23-51)障子岳、昼食、
(13:49-14:00)古祖母山、 (15:00)尾平越、
(15:35)尾平越トンネル北口、 (16:30)尾平登山口



宝満山(143)2010年04月10日 18時45分43秒

宝満山
宝満山(ほうまんざん 830m)
 今日は、曇り空だったし、来週末も遠出するので、地元宝満山に登った。143回目になる。回数については、5千回も登った人がいるようだから問題にならないが、まあいつ登ってもきつい山だ。
 特に、今日は急に暑くなったせいか、とてもきつかったので、正面登山道を登って、そのまま下った。登山道や林道の崩壊個所は補修が終わったようだ。相変わらずの大勢の登山者であった。
(10:23)竈神社上林道発、 (11:43-51)宝満山山頂、
(12:30)駐車場所に戻る。

シャッターアイランドとマーラー2010年04月10日 19時22分50秒

マーラー ピアノ四重奏曲
映画「シャッターアイランド」とマーラーピアノ四重奏曲
 昨夜、レオナルド・ディカプリオ主演の映画「シャッターアイランド」を観た。謎解きの本格推理物みたいな宣伝をやっているものだから、ついつい観てしまった。
 結論を言えば、「なーんだつまらない。」でした。作りはまあまあで、最後まで引き込まれて観たのですが、最後の最後まで大どんでん返しは起きなかった。解釈のしようによっては、どんでん返しがあったと言えるかもしれないが、僕には途中から解ったのでつまらなかった。宣伝が過剰なのだ。
 それよりも、映画の中ほどで効果的に使われていたクラシックがとっても記憶に残った。映画の中で、これはブラームスか、いやマーラーだというもので、マーラーが若いころ作った「ピアノ四重奏曲」で、哀愁を帯びたとても美しい曲だ。彼が作った室内楽で唯一現存している曲だそうだ。帰宅して、もう一度聴きたくなったので、ネットで購入した。あまりたくさん録音されていないらしく、高いものについたが、家に届くのが楽しみである。
 このマーラーのピアノ四重奏曲こそが、この映画の或る意味象徴として使われているのではないかと僕は思いました。

マーラー 交響曲第5番2010年04月12日 00時52分59秒

テンシュテット マーラー第5番
マーラー 交響曲第5番
クラウス・テンシュテット指揮 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 今年は、いろんな作曲家のメモリアルイヤーだ。ショパン、シューマン、そしてマーラー。
 マーラーは、生誕150年ということで、NHKではN響アワーで全交響曲を1年間で放送するということだ。今日は、第5番をやっていた。家のテレビの音があまり良くなのか、いやにおとなしいマーラーに聞こえたので、さっきCDで聴きなおした。
 第5番は、第4楽章のアダージェットがとても有名で、ヴィスコンティの映画の主題ともなっている。
 「アダージオカラヤン」」というCDが良く売れたということだが(僕も持っていますが)、このマーラーの第4楽章が入っていることが大きな要素かもしれないな。
 全編とても美しいメロディと優しい響きの交響曲で、聴けば聴くほど素晴らしい。聴くほどにマーラーが好きになる音楽だ。
 僕の持っている5番は、このテンシュテットの病気の癒えた後のライブ盤だけだが、バーンスタインのが一番評判がいいみたいだから、近いうちに購入したいと思っている。
 N響アワーは5月は第9番をやるということなのでそれも楽しみです。

マーラー ピアノ四重奏曲2010年04月13日 00時37分02秒

エッシェンバッハのマーラー
マーラー ピアノ四重奏曲イ短調
エッシェンバッハ(pf) フィラデルフィア管弦楽団のメンバー(デイヴィド・キム(ヴァイオリン)、チューン=ジン・チャン(ヴィオラ)、エフェ・バルタチギル(チェロ))
 先日の映画「シャッターアイランド」の中で使われていた曲で、どうしてももう一度聴きたくて購入したCDが届いた。
 マーラーがまだ16歳の時の習作で、1楽章だけしか残されていないし、彼の室内楽は現存しているのはこれだけとか。
 ちょっとだけブラームスの雰囲気があるけれど、しかし、もう十分にマーラーですよ、これは。とても陰鬱だけど、とても美しい。一度聴いた人にもう一度聴きたいと思わせる素晴らしい曲だと思います。
 このCDのメインは、マーラーの交響曲第6番「悲劇的」で、ピアノ四重奏曲は、余白を埋めるみたいにして入っている。6番のほうもすごい演奏だと思います。
 値段が高価だと思っていたら、スーパーオーディオCDだった。だが、こういった綺麗な録音でマーラーを聴くのもいいものだと思いました。

風邪でダウン2010年04月18日 17時25分45秒

 本来なら、今日は綺麗な春の九重の写真をお見せできるところだったのだが、木曜の夜から体調を崩し、金曜の夜から高熱状態となった。
 17日(土)、18日(日)で、坊がつるの法華院温泉山荘に一泊し九重を周遊する計画を立てていた。元の職場の山仲間の後輩二人がめでたく退職したので、そのお祝い登山ということで計画していたものだ。
 ところが先週末からの寒波でやられてこのありさま。山仲間には、お祝いの記念品を託し、登ってもらった。
 絶好の登山日和で素晴らしかったと先ほど先輩から報告があった。僕も行きたかったのになあ。
 背中や体中の関節が痛み熱が下がらず、咳がひどい。やっとの思いでパソコンに向かい、日記を書いている。 
 それよりも、明日からの仕事に耐えうるか心配である。

のだめカンタービレ最終楽章後編2010年04月21日 23時33分12秒

 熱が下がったので、映画を観ました。「のだめ」の後編です。
 変な終わり方をしてほしくなかったので、観て安心しました。いい終り方ですね。
 もともとコミックなので、コミカルなところが多いのですが、さすがに最終章は、音楽と恋愛と人生をまじめに描いていて、好感がもてます。やはり映画は、後味がよくないといけません。
 大好きな曲が、随所にたくさん出てくるこんな楽しい音楽映画が終わってしまうことに、何だか寂しい気がします。

テレビドラマ「新参者」2010年04月26日 00時21分30秒

新参者
 風邪が長引いて、体調が回復しない。小説を読んでいても、薬のせいかすぐに眠くなる。音楽もしかり。マーラーが1楽章から進まない。
 こんな時には、やはり映画とか、テレビとかになる。
 映画は3D「アリス」を観た。感想は、次回に。今日は、テレビドラマのこと。
 昨年のベストミステリー「新参者」がテレビドラマ化されて、今夜で二回目だった。
 原作のミステリーは、下町の人情を巧みに取り込んだ秀作であるが、このテレビドラマもなかなかうまくやっている。
 いろんなエピソードというか、枝道を見事な手法で大団円にもっていく原作を、テレビでは、それぞれを一話で或る程度の完成度を持たせて視聴者を満足させつつ展開していて、なかなかのものだと思います。
 主役の阿部寛さんも、特異なキャラクターの主人公をそれなりに立派に演じられていて、観ていて楽しい。
 今後の展開が楽しみです。

アリス・イン・ワンダーランド2010年04月27日 00時01分57秒

アリス・イン・ワンダーランド
 日曜日に見に行った映画「アリス・イン・ワンダーランド」は、つまらなかった。
 まず、ストーリーが平凡で、子供の時見た「不思議の国のアリス」とは比べ物にならないくらいありきたりであった。
 3Dが、売りにもなっていたであろうし、僕もそれにつられていったが、映像が3Dとしての魅力に乏しかった。その点「アバダー」は、ストーリーは大したことがなかったが、3D映像としては素晴らしかった。
 それに、準主役のジョニー・ディップは、何だったのか。別に彼を充てなくてもよかったのではないか。
 こんな映画を3Dで売りに出していたら、すぐに飽きられて投資した分が回収できなくなると思われる。
 ちなみに、映画館の隣の席で騒いでいた餓鬼たちですら、「早く終わんないかなー」なんってほざいていたくらいだった。
 蛇足、アリスは、幼いころのアリスが、ちょいと出ていたけれど、そちらのほうはずっと可愛くて魅力的だった。

百日咳2010年04月27日 23時38分54秒

 熱もなくなったし、体のだるさもとれたが、咳が止まらないので、医者に行ったら、百日咳の疑いありだって。本人は、経験上、風邪で気管支を痛めているだけだと思っているが、医者は執拗に疑っている。そこで血液検査をされた。結果は早くて30日、遅くなれば連休明け6日だろうとのこと。
 まあ、いずれにしてもその頃には治っているはずだ。
 明日は、平日だが、たまたまメンバー全員の都合がいいので、初めての平日朝日会ということになった。
 大分県のどこか簡単な山へ登り、別府鉄輪の友人の別荘に泊まることとしている。風邪がぶり返しはしないかとちょっぴり不安もあるが、なーに温泉につかれば良くなるさ。