珈琲店タレーランの事件簿 ― 2012年10月13日 00時23分24秒
珈琲店タレーランの事件簿(岡崎琢磨 著)宝島社文庫
今日はうんと新しい本。先週末の天神のジュンク堂の文庫で、ベスト1になっていた本です。
昨年末の「このミステリーがすごい!」の「このミステリーがすごい大賞」で、「隠し玉」となった作品を改稿したものらしいです。
事件簿というと、なんとなく本格物みたいな感じをうけるし、新しいタイプの安楽椅子探偵物かなと思ったし、読みやすそうな文体だから、本屋でぱらぱらとめくって買ってしまった。
確かに読みやすいし、面白かったのですが、やはりミステリーとしては謎もサスペンスもスリルも小さい。そこが物足りなかったし、なるほど大賞には届かないなという感じです。
表紙カバーの漫画の少女のような、魅力的な若い女性バリスタ(この言葉も初めて知った)など、登場人物のキャラクターは十分に面白いのですが、これはミステリーというより、ミステリー風味のユーモアー恋愛小説と言ったほうがいいでしょう。でも、文章は、明解で上手い。
今日はうんと新しい本。先週末の天神のジュンク堂の文庫で、ベスト1になっていた本です。
昨年末の「このミステリーがすごい!」の「このミステリーがすごい大賞」で、「隠し玉」となった作品を改稿したものらしいです。
事件簿というと、なんとなく本格物みたいな感じをうけるし、新しいタイプの安楽椅子探偵物かなと思ったし、読みやすそうな文体だから、本屋でぱらぱらとめくって買ってしまった。
確かに読みやすいし、面白かったのですが、やはりミステリーとしては謎もサスペンスもスリルも小さい。そこが物足りなかったし、なるほど大賞には届かないなという感じです。
表紙カバーの漫画の少女のような、魅力的な若い女性バリスタ(この言葉も初めて知った)など、登場人物のキャラクターは十分に面白いのですが、これはミステリーというより、ミステリー風味のユーモアー恋愛小説と言ったほうがいいでしょう。でも、文章は、明解で上手い。
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