裏英彦山道 ― 2012年11月10日 21時16分59秒
英彦山(ひこさん 1199.6m=南岳)(5回目)
ヤフーの天気予報コーナーには、地元の紅葉情報も掲載されている。福岡県では、英彦山が紅葉の盛りとなっていたので、昨夜、英彦山に登ろうと決めた。多分今年最後の紅葉登山だろう。
天気予報では、午後からは崩れるとのことだったので、早朝5時45分、自宅近くのコンビニでスポーツ飲料等を買い込んで、英彦山を目指す。
さすがに朝早く出たので、英彦山別所の無料駐車場はまだがらがらだった。
今日は、いつも登る豊前坊、北岳からの周遊ルートとは逆に登るつもりだ。
まず正面参道の奉幣殿を目指す。ここらあたりの紅葉がとてもきれいだ。
奉幣殿からは、玉屋神社、鬼杉へと進む。玉屋神社のすぐ下の紅葉もとても鮮やかで楽しめた。
鬼杉からは、急登して南岳を目指す。大南神社への道を左に分け、もう少し登ったところに「籠水峠 裏英彦山道」への小さな案内板があった。
先行していたお二人の年配の方が、その籠水峠のほうへ進まれていたので、何気なくどちらに行かれるのか尋ねたところ、裏英彦山道をケルン谷から南岳に登るとのこと。どうせなら僕も知らない道を登ってみよう。お二人の言われるには、とても自然の豊かなコースらしい。多少は難路とのことであるが、グリーンウォークに紹介されて以来(28号 2008年9月)、このルートを登る人が激増して、だいぶ歩きやすくなった。「でもやたら赤テープなどが目についてなあ。」と静かな昔を懐かしんでおらるようだった。
この裏英彦山道は、これ以降、案内表示は全くない。かすかに残る踏み跡と赤テープだけが頼りである。途中、岩ゴロゴロで、道がほとんどわからないところなどは、遠くの赤テープを目指し、見当をつけながら進む。
しばらくして大きな沢に出たので、これがケルン谷かなと思ったが、ここは谷を横切って進む。
左に「垂水の壺」と言われる(案内板があった)修行窟を観ながら少し進むと、ケルン谷に出る。
南岳へは、今回はケルン谷まで降り切らずに、その手前をテープを目印に左に登る。
テープを確認しながら急なガレ場を登ると、南岳の下に飛び出る。
右上には、中岳の頂上、英彦山神社上宮の社が聳えている。

まず、南岳の山頂を踏む。曇りだった天気が、いまにも崩れそうになってきた。ガスも出てきたようだ。いそいで中岳に登り、山頂で昼食。風が強く、とても寒い。
昼食後は、北岳から豊前坊に下るつもりだったが、天気の悪化が気になったので、正面参道を下ることにした。それにこの正面参道は、まだ通ったことがなかったので。
正面参道は、奉幣殿まで、ずっと整備された石段かなと思っていたのだが、整備された石段は少しだけで、ほとんどが自然の道であった。どこか宝満山の正面登山道にも似ている。
奉幣殿まで下ると、たくさんのお参りの人や観光客でにぎわっている。
あらためて美しい紅葉を楽しみながら、別所の駐車場に戻る。
しゃくなげ荘の温泉で汗を流し、帰路につく。
美しい紅葉と自然いっぱいの裏英彦山道を知って、とても満足のいく山行だった。
(7:14)別所駐車場発、 (7:21)正面参道、
(7:29)奉幣殿、(8:21)玉屋神社、 (9:08)鬼杉、
(9:21)南岳、籠水峠(こもりみずとうげ)分岐、
(9:44)籠水峠、(10:30)垂水の壺、
(10:35)ケルンの谷、(11:22)南岳山頂、
(11:31)中岳山頂、昼食、 (12:02)下山、正面参道を下る、 (12:49)奉幣殿、 (13:05)別所駐車場に戻る。
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