黒岳(九重) ― 2012年11月04日 20時16分02秒
黒岳(くろだけ 1587m)11回目
時間と天気がやっと一致して山に行くことができた。
昨日、3日土曜日、九重の黒岳に向かった。もしかしたらまだ紅葉が少しは残っていないかとの思いもあった。
朝9時ごろに登山口の男池園地の駐車場に着く。紅葉の盛りの先月なら、駐車場は満車で、道の両脇にも車が溢れているのだろうが、今日はまだ駐車場には少し空きがあった。
登山靴に履きかえようとして、登山靴を玄関に置き忘れてきたことに気がついた。仕方ない、運転用の運動靴で登ろう。
入り口で清掃協力金100円を支払って、男池のほうへ。
ピークは過ぎても登山者や観光客の姿は多い。
周辺の紅葉はまだ楽しめるほどに少し残っており、気分良く道を進む。かくし水までは、登りは緩やかだ。
かくし水を過ぎると、次のめどはソババッケ。開けた湿地帯であるソババッケの名前の由来はよくわからないが、なんでも古くはここで蕎麦を栽培していたとの説もある。
ソババッケの先を右に進めば大戸越えから平治岳への登山道で、黒岳へは直進する。
平坦だった道が急登に代わり、やがて黒岳と大船山との間の道で、「奥ゼリ」と言われる大小の岩がゴロゴロした歩きにくい道となる。
かっては夏でも雪が残る岩穴「風穴」に着いて、一休み。多くの登山者が休憩していた。
ここから左に急登するのが黒岳への道だ。大小の石がゴロゴロした急な道を、落石を起こさないように注意しながら登る。
ここからしばらくは、本当にきつい登りだ。紅葉はすでに終わっており、ただ汗をかきながら登る。
風穴から30分強で黒岳の二つのピーク、天狗と高塚の鞍部である、天狗別れに着く。ここらへんにも多くの登山者が昼食をとったり休息したりしている。
まず、天狗を目指す。天狗は岩の積みあがったピークで、かなりスリリングな登りだ。スケールはずっと小さいが、なんだか槍の穂先を登っているような気分にも少しだけなれる。
天狗の山頂は、たくさんの登山者でいっぱいだった。
へっぴり腰であったが、天狗岩の上に登り、すぐに下山。
天狗別れにもどり、高塚をめざす。高塚は、黒岳の最高峰で黒岳の山頂である。
高塚の山頂もたくさんの登山者で、腰を下ろすスペースを確保するのが難しいくらいだった。
ここでも、またもや忘れ物に気がついた。お湯を沸かしてラーメンを食べようと思ったが、ガスボンベがザックの中に無い。昨夜入れたはずなのに無い。仕方がない、非常食として持参していたおにぎりとパンで昼食とする。忘れ物が多いということは、山をなめてかかっている証拠だと、深く反省。
下山は、往路を戻る。
かくし水で喉をうるおし、
男池の100年前に降った雨が湧きだしているという特徴のある味の名水を飲み、
まだ紅葉がとても美しい長者原の星生ホテルの温泉で汗を流し、例によって岡嶋牧場ミルクランドの世界一の牛乳とアイスクリームを味わって、帰路に着いた。
期待していた紅葉はもう終わっていたが、満足のいく山行であった。
(9:08)男池園地駐車場発、 (9:33)かくし水
(9:56)ソババッケ、 (10:41-46)風穴、
(11:20)天狗別れ、 (11:35-43)天狗、
(11:57)天狗別れ、
(12:08)高塚(黒岳山頂)、 昼食、
(12:23)下山、
(12:50-13:12)天狗別れで昼食、 (12:57)風穴、
(13:34)ソババッケ、 (13:54)かくし水、
(14:14)男池園地駐車場に戻る。
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