夜中のイナバウアー2007年12月16日 00時14分32秒

思い出したことが一つ。
 「空から星が降ってくる」トニー・ザイラー主演の映画です。
 13日木曜日深夜、偶然テレビをつけたら、BS2でこれがあって、スター役がなんとイナ・バウワー。
スキーの名人とアイススケートショーのスターの恋愛コメディ。落下傘でリンクに彼女が降りてくるシーンがあって、それが題名らしい。ストーリーはあっても半分以上スキーをするザイラーとアイスショーの場面ばかり。
 そして、荒川静香とは少し違ってはいたが、美しいそりかたで、イナ・バウアーをやっていた。ワンシーンだけで、もう一回しないかな、ととうとう最後まで見てしまった。荒川静香さんの金メダルのとき、ドイツのイナ・バウワーさんにインタビューしに行った、TV局があったけど、本人は、ノーコメント。画面にも登場しなかった。結構人気のあった、女優としても通る方だったらしい、健康的な美人。
 あのオリンピックのころ、イナ・バウワーさんの、女優として、華やかなスケートシーンがあったのを誰も知らなかったのだろうか。それにしても、儲けもんの、深夜映画、イナ・バウワーでした。

フラメンコ2007年12月16日 20時59分48秒

フラメンコ・ギター・ゴールデン・プライズ(キングレコード)
 「カディスの赤い星」を読んでいてフラメンコが聴きたくなった。若い頃、友人(朝日会のメンバー)の影響でちょっとだけフラメンコギターを練習したことがある。独特の4連符のトレモロ、めちゃ速いスケール、激しいラスゲアードなど、なかなか難しくてすぐに挫折したけれど。
 そのころテープとかレコードとか集めたけど、結局手元に残っているのが、このレコードだけ。
 「フラメンコ・ギターの王者」とか「最も偉大なフラメンコ・ギタリスト」と言われていたサビーカス(Sabicas 1912-90)の独奏で、フラメンコの代表的な形式が一曲ずつ演奏されている。喜びの「アレグリアス」、哀愁の「ファルーカ」、孤独の「ソレアレス」、絶望の「シギリーヤス」、それに郷愁の「グラナイーナス」など、どの曲も魅力的だ。
 サビーカスの演奏は、卓越した技巧で端整である。フラメンコの魅力である野性味に欠けるといって嫌う人もいたようだが、フラメンコギターを芸術の域にまで高めたのは彼の功績であるとの評価もある。
 最近のフラメンコ奏者にはどんな人がいるのか知らないが、是非一度くらいは本場スペインで唄、踊り、ギターのショーを観てみたい。もっとも、有力な奏者は、スペイン国内では聴けず、お金になる海外にしかいないとも聞いたことがあるが。
 私は、もうほとんどギターは弾いていないけど、先にふれた友人は、スペインまでフラメンコギターを買いに行って、今でもキャンプ場にも持ってきて弾いている。確かに魅力的な音楽である。