プラチナデータ2010年07月27日 20時33分10秒

東野圭吾 プラチナデータ
プラチナデータ(東野圭吾 著)幻冬舎
 近頃テレビドラマ化されて評判がよかった「新参者」や「容疑者Xの献身」などで、超売れっ子作家東野圭吾さんの最新作である。宣伝のコピーがよかったので買ってみた。
 DNAのデータベース化による完璧な捜査方法が確立されつつあったが、思いがけないとんでもない事件が起こる。その謎に挑む刑事と開発者。
 興味深い分野ではあるけれど、なんとなくオカルトっぽい展開もある。特に、僕の個人的な見解ではあるけれど、「二重人格者」というのを僕はどうも理解できないし、認めたくない。そこらへんがこの小説の魅力を減じているような感じを持った。
 テーマは、重たくて新しく作者の意欲はわかるけど、東野さんの魅力は、やはり探偵ガリレオや刑事加賀恭一郎みたいなキャラクターだと思うのだが。

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