発心山2016年03月29日 15時25分00秒

発心山(ほっしんざん 697.5m)
 発心山は、独立した山ではなく、耳納連山のピークの一つで、すぐ横には耳納スカイラインが通っている。 車で通り過ぎるときは山頂という感じは全くないだろう。

発心公園の桜2

 数日前にテレビで桜の開花状況を報道していたが、その時久留米市草野町の発心公園の桜がほぼ満開と放映されていた。
 そこで、地元の山なのに登ったことのなかった発心山に桜見物のかたわら登ることとしたのだが、土日は花見客で渋滞だろうから、たまたま天気のいい月曜日(28日)を選んだ。無職はこんな時は都合がいいなあ(4月からは、また少し仕事を始める予定だけど)。
 心配していた公園の駐車場は、まだ少しの余裕があるようだった。駐車場は二か所あるようだが、左奥の舗装された駐車場の右横の舗装道を登って公園のほうに登ると自然歩道の案内標識が現れる。

自然歩道の案内

 この標識が随所に設置されているので、それに従って登っていけば道もきちんとしているし間違うことはないだろう。
 僕は持って行った山と渓谷社の「新・分県登山ガイド39福岡県の山(2004年2月10日)」を見ながら登ったので、当時とは様子が少し変わっており、登り口を探すのにとまどったが、新しい標識に従うのがベストのようだ。
 標識に従うといったんこのような舗装道路に出るのだが、ここを進むとまたすぐ左に登山道の入り口が現れる。
 
自然歩道へ

自然歩道へ

 登山道に入ると現れる二の滝の案内と、これが二の滝?かなと思われるところ。一の滝はどこだかわからない。

二の滝

 地元の低山と侮っていたのだが、登り始めるとこれがとても急な登りで、それがほとんどずっと山頂まで続くという、かなりハードな登りだった。特に、最初登山口を探してうろついた分、かなり登ったと思ったときに現れた「三合目」の案内に間違いではないかと疑うくらいだった。

三合目


蔵跡分岐


尾根コース案内


七合目


この先山頂

 山頂は、どこが山頂かわからないくらいのべたっとしたところであるが、ガイドブックには無かった山頂の表示板が、今はきちんと設置されていた。

発心山山頂

 ここにはかって地元の豪族草野氏の発心城が建っており、難攻不落の城であったという。今では山頂直下には舗装された「耳納スカイライン」が通っており、車でなら簡単に来ることができる。

発心城説明版


耳納スカイライン

 その舗装道を右に200メートルくらい下ると、右手に立派な漱石の句を刻んだ石碑がある。

漱石碑

 そのまた200m先から右に横石コースの案内表示があるとガイドブックに書いてあるのだが、そのまたずっと先まで行ってみたが、そのような案内表示は見つからなかった。だいぶうろうろしたけど予定していた今日の下山コース横石コースのくだり口は、結局わからなかった(2013年ころの豪雨により横石コースは一時閉道になったとか)。
 
 ここかなと見当をつけた場所はあるのだが、今日の体力と午後4時に自宅に来客があるんで戻らないといけないという事情を考えると、いったん下って間違っていた場合の対応が難しいと判断して残念ながら、来た道を引き返し、山頂から往路を戻ることとした。
 急な登山道は、下りこそ用心すべきだ。木の根に足を取られないよう慎重に下った。

 発心公園に戻ると、美しく咲いた桜をしばらく鑑賞し、帰路に就いた。

発心公園の桜2


発心公園の桜1

 朝公園に着いた時にはまだ余裕があった駐車場は、平日というのにもうすでに満杯で、公園周辺の道は、駐車場が空くのを待っている車の列で大渋滞していた。

(9:51)発心公園駐車場発、 (10:12)二の滝、 (10:34)三合目、
(10:46)蔵跡分岐、 (11:16)七合目、 (11:45)発心山山頂、昼食、
(12:06)横石コースへ、 (12:12)漱石碑、 横石コースの入り口不明、
(12:48)山頂に戻る、 (13:41)発心公園に戻る。


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