Jアラートについて2017年09月04日 22時13分04秒

 先日の北朝鮮のミサイルが日本上空を飛び越えていった時に、鳴り響いたという、Jアラートとは、ネットの「デジタル大辞泉の解説」では、「総務省消防庁の全国瞬時警報システム。国から発令された警報を、人工衛星を介して各自治体の無線を自動的に起動し、音声で各地住民に通達するもの。地震・津波など緊急を要する自然災害や、ミサイル攻撃・大規模テロなどの有事の際に使用される。」と説明してありますが、まあ緊急警報ですよね。
 
 今回このJアラートを鳴らしたことについては、賛否両論があるらしい。ホリエモンとかは「朝っぱらから起こされて迷惑だ。」というようなことを書いていた。

 僕はJアラートの詳しいシステム等ほとんど何も知らないけれど、素朴な疑問は持っている。
 ミサイルが飛んできた場合は、どんな時に鳴らされるのだろうか。政府からJアラートについて国民に何か広報されているのだろうか。

 そもそも我が国は、北朝鮮のミサイル飛翔コース等についてどの程度の精度で捕捉できるのか。我が国も迎撃ミサイルを持っているわけだが、コースもスピードも発射された瞬間から正確にわからないことには迎撃できないのではないか。
 もしほんとに日本を攻撃するとしたら、あらかじめどこに打ち込みますなんて言うわけはないのだから、それでも正確に捕捉しないと迎撃できない。もし正確に捕捉しているのなら(イージス艦や迎撃ロケットなど高い金を使って配備しているのだから、捕捉できないので迎撃できないとは言わないよね。)どこら辺に落ちるのか、あるいは落ちないのかも予測できるはず。それなら、今回も上空を通過するだけということもわかっていたはずですよね。

 そんなんで、国民に不安を与える警報を鳴らしますかね。

 日本のどこそこに落ちますが、でも大丈夫、事前に迎撃しますよ。でも失敗するかもしれないから一応警告しますというのならわかるのですが、明らかに上空を通過することがわかっていて、それでも警報を鳴らしますかね。

 それともなーんも掴んでいなかったのかな。どうせお金を使うのなら、安心できるシステムにして欲しいと思います。専守防衛に徹するなら、ミサイル防衛は完璧でなくてはならないと思います。戦車などは防衛にはほとんど役に立たないのではないか。我が国を攻撃するときに戦車が使えるような状態にしたまま、侵入してきますかね。ミサイルで徹底的にたたいて反撃能力を奪ってから、上陸してくるでしょう(もっとも我が国を攻めるには軍事力は不要ですね。石油と食料を止めれば万歳ですから。)
 防衛は外交が一番でしょうが、物理的にはミサイル防衛こそ日本の防衛の要だと思います。まあ、軍事は全くの素人で思い付きですが、Jアラートの運用でそんなことを思いました。