久住山、中岳、天狗ガ城2010年01月03日 21時47分00秒

久住山(くじゅうさん 1787m)
中岳(なかだけ 1791m)
天狗ガ城(てんぐがじょう 1740m)
 登り初めという言葉があるのかな。まあ、今年初めての山歩きは、やはりどうしても雪が欲しい。それにアクセスを考えるとおのずと久住山ということになる。日本百名山だから、登り初めにとっても不足ない。
 高速も大分道はガラガラで、玖珠で降りて九酔渓経由で長者原にあっというまに着いた。ここまでは、まったく積雪がなかった。長者原から牧の戸までは、うっすらと雪が積もっている。気温が低いから凍結気味だ。
 牧の戸峠の駐車場は、やはり登山者の車でいっぱいである。
 登山道は雪で凍結している。めったにはかない重登山靴にワンタッチの12本爪のアイゼンを着けて登る。あ、別にアイゼンは必ずしも必要ではないと思います。まあ簡易アイゼンがあれば安心という程度です。僕は、たまにははかないと勿体ないし、まあ練習のつもりです。
 牧の戸峠から沓掛山までは急な坂で、積雪はいつもと同じか少し少ないくらい。温度が低いので締まっている。天気も予報では晴れだったのに、完全な曇りで、少しガスっている。
 縦走路は、雪が締まっているので歩きやすい。

久住山への縦走路

 久住別れの避難小屋の横のバイオトイレは、閉鎖中だった。冷えたら近くなるのにね。
 久住山の山頂直下に来るころから、日がさし始めたが、風は強いし、相変わらずここら辺の風は冷たい。頬を刺すような感じだ。

雪の久住山

 久住山の山頂は踏んだだけで、強い風に恐れて、急いで退散。
 御池のほうに下る。御池はやはり完全に凍りついていて、真中まで歩いても大丈夫だった。ほとりで昼食としたが、持って行ったカップヌードルが、お湯を注いでもすぐに冷たくなってなかなか柔らかくなってくれない。やはり寒い時には、ラーメンは鍋で煮たほうがいいようだ。

凍りついた御池

 中岳から天狗ガ城に回り、久住別れまで戻って、往路を戻る。途中から天気もすっかり良くなり、素晴らしい雪の九重を満喫した。

雪の中岳

 久しぶりの重登山靴はことのほか疲れてたし、両足のかかとに豆を作ってしまったのは余計だった。
(9:18)牧の戸峠発、 (11:26)久住山山頂、
(11:49-12:05)御池で昼食、
(12:20)中岳、 (12:38)天狗ガ城、
(14:08)牧の戸峠着


久住山2010年01月03日 21時52分32秒

久住山
天気が良くなった。西千里が浜へ帰る途中に振り返ったら、久住山がこんなに綺麗に聳えていた。

7サミット2010年01月04日 23時28分09秒

7サミット
 今夜、すごいテレビ番組を観た。NHKで7時半から放映された「7サミット 極限への挑戦」だ。主人公は、栗城史多(くりきのぶかず)さん27歳。ついこの間までフリーター・ニートだったそうであるが、いつのまにか7大陸の最高峰登山に挑戦することとなる。そのこと自体は、大したことではあるが、すでにたくさんの人が実現していると聞く。彼がすごいのは、すべてが無酸素、単独だということだ。しかも、ビデオカメラを片手に自分の登山を記録しながら、ネットで世界中に放映しているとか。
 山の専門家でもなかった彼が、著名な登山家でもほとんど成功させていない極限登山に挑戦していく記録は、とても感動的でした。
 一方で無謀だとかいろんな批判はあるようだが、ともかく山に登り一人としては、応援したくなる。
 今回は、最後のエベレストには失敗したようだが、撤退する勇気もきちんと持っているから、またきっと成功するだろうと思います。
 彼のオフィシャルWEBサイトは、以下の通りです。
 http://kurikiyama.tv/index.html

モーツァルト ピアノソナタ「トルコ行進曲つき」2010年01月10日 17時06分54秒

トルコ行進曲つき
モーツァルト ピアノソナタ第11番イ長調K331「トルコ行進曲つき」
アルフレッド・ブレンデル(ピアノ)
 さて今年の聴き初めは。といってもiPodとかで聴いた曲はたくさんあるのですが、ステレオの前でじっくり聴いたのは今日が初めてかな。
 年末に観た「のだめ最終楽章」で、のだめが弾いていたトルコ行進曲のあるピアノソナタがどんなんだったかなと思いださないのでずっと気になっていた。それにこの曲はレコードしか持っていないので、ステレオで聴くこととなる。
 第三楽章のトルコ行進曲の部分は、子供のピアノ発表会などでたくさん聴く機会があるのだが、こうしてきちんと聴く機会は少ない。ブレンデルは、いくぶん早く、綺麗に弾いている。楽しい演奏です。
 それよりも、第一楽章ですね。楽しくて童話的な感じで始まり、第3変奏では、短調になって、モーツァルトの哀しい部分が出てくるのですね。ここらへんが僕としては、好きなところです。
 楽しいモーツァルトと哀しいモーツァルト、両方が背中合わせ。モーツァルトを聴く楽しみの一つですかね。

難所ヶ滝2010年01月16日 16時07分52秒

難所ヶ滝
 毎年観ているけど、やはり昔みたいに大きくなりませんね。

難所ヶ滝2010年01月16日 16時09分54秒

 例年寒波が来ると綺麗な氷瀑となる難所ヶ滝の様子を観に、三郡山に登った。
 13日と14日に少し雪が降ったので、綺麗に凍っているだろうか。昨日の雨でかなり溶けているかな。と思いながら昭和の森の駐車場に車を停め登る。やはり、たくさんの登山者が登っている。
 登山道は、登り始めはほとんど雪は消えていたが、一時間ほど登ると急に雪の量が増えてきた。一応簡易アイゼンを着けて登る。本当は簡易アイゼンが要るのは、滝の直下だけだろうと思いますが。
 滝は、綺麗に凍ってはいたが、やはり年々規模が小さくなっているような気がする。温暖化の影響だろうか。
難所ヶ滝
 滝の右側を巻いて登れば三郡山と宝満山との縦走路への登りとなる。滝の左側に登っても、やはり縦走路にでるのだが、何故かいつも右のほうばかり登りたくなる。
 縦走路には、かなりの積雪があっているが、木々に張り付いた雪が、気温が上がったため、ぼとぼとと落ちてくる。襟首から雪が入るととても冷たい。
縦走路

縦走路のブナ

 三郡山山頂には、誰かが雪だるまを作っていた。インスタントラーメンで昼食とする。
三郡山山頂
 下山路は、今まで通ったことのない頭巾山から下るコースにしよう。縦走路を宝満山のほうへ少し戻り、途中から右に頭巾山(とっきんさん 901m)のほうへ登る道をとる。頭巾山といっても縦走路からはわずか100mほどで、山頂に着く。山頂といっても、山頂の表示がしてあるだけで、それがなければ山頂とはわからないだろう。が、頭巾山は、宇美町側から見たときは、鋭角のピークをもった目立つ山です。
 山頂を通り越してなだらかな山道を少し歩けば、急降下となる。急降下ではあるが、岩場がなく、歩きやすいいい道でした。
 つき谷コースと合流すると舗装された道となり、キャンプ場を通り抜けてしばらく下れば、大きな調整池の下の昭和の森駐車場に戻る。
(8:58)昭和の森駐車場、 (10:07-12)難所ヶ滝、
(10:31)縦走路、 (11:20-58)三郡山山頂、昼食、
(12:13)頭巾山分岐、 (12:16)頭巾山山頂、
(13:08)キャンプ場上、つき谷コースと合流、
(13:21)昭和の森駐車場。



エニグマ変奏曲2010年01月18日 22時44分05秒

エルガー エグニマ
エルガー エニグマ変奏曲 作品36
レナード・バーンスタイン指揮 BBC交響楽団
 年末に観た映画「のだめ」の中で使われていた曲で、とても印象に残る曲で、また聴いてみたくなった。映画を観た時は、まだなんという曲か知らなかったので、後でネットで調べてみたら、エルガーの「エニグマ変奏曲」(正しくは「管弦楽のための独創主題による変奏曲」)の中の「ニムロッド」という曲であることがわかった。さっそくCDを購入して、今、繰り返し聴いている。
 エニグマとは「謎」という意味だそうだが、何故そう言われているのか。一つは、主題と14変奏曲からなるその変奏曲の1曲1曲が作曲家エルガーの友人等を表しているとのことで、それが誰のことかという謎。これは既にみんな誰かがわかってしまっているとのことである。
 もう一つの謎は、曲として演奏はされないけれど、全体の中に隠された何か(主題)で、これについてはまだ正解がないと言われてるようだ。私も気にはなるが、まあ、解明するだけの知識も能力も時間も気力もないから、「そうなんだー」というだけ。
 それよりも、映画に使われた10曲目の「ニムロッド」という曲の素晴らしさです。ニムロッドとはエルガーの親友だった人のことらしいが、
この曲を聴くと、なんだか静かな大きくて深い森に入っていくような感じを受けて、とてもいい感じになります。とても広くて穏やかな感じを受けます。
 ニムロッドは、とてもいい人だったようですね。

ミレニアム12010年01月19日 23時08分40秒

ミレニアム1
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(上、下)
(スティーグ・ラーソン著 ヘレンハルメ美穂・岩澤雅利訳)早川書房
 昨年のミステリーで、「ミステリが読みたい」、「週刊文春ミステリーベスト10」で1位、「このミステリーがすごい」で2位となっている、評価の高いミステリーの第1部である。全体は三部作であるが、この1部だけでも一応結末はついているので、とりあえず取り上げました。
 世界中で数千万部売れているという人気作品である。作者のラーソンは、スウェーデン人という。僕が知っているスウェーデンのミステリー作家は、警察小説の傑作「笑う警官」の作者ペール・ヴァール&マイ・シューヴァル夫妻くらいであり、推理小説の世界では、めったにそこが舞台にはならないので久しぶりにスウェーデン社会を垣間見ることもできた。
 スウェーデン人の名前が覚えにくくて、読みはじめは、なんとなくもたもたしたが、読み進めるうちに慣れてきて楽に読めるようになった。
 孤島から美少女が忽然と消えた。40年前のことである。その謎を調査するよう依頼されたのが、経済ジャーナリストの主人公である。それに協力する風変わりな女主人公が、すごい。まあ、普通の主人公ではありませんね。今までにない(少なくとも僕は知らない)タイプの主人公です。僕は何だかあまり好きになれそうにないけど、読者間の人気は高いようです。
 全体として独創的な謎解きとか目新しい趣向とかは少ないが、いろんな要素が詰め込まれており面白い作品となっている。
 全部で五部作にするつもりだったらしいが、作者のラーソンは、三部作を完成させたあと、50歳で亡くなっているから、この三部作で終わりということ。
 先の「笑う警官」の作者の夫のほうもシリーズを完成させた後、48歳で亡くなったというから、なんだかこちらもミステリーかな。

映画 ミレニアム2010年01月21日 23時24分28秒

映画ミレニアム
 先日読んだ「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女」の映画を、昨夜仕事帰りに観ました。
 女主人公のリスベットをどんな女優さんが演るのか楽しみにしていたが、まあ適材というべきかな。ミカエルのほうは、ちょっとイメージが違ったね。もう少しハンサムで華奢なほうがいいかと思いました。
 映画は、ストーリーの骨格はほぼ原作どおりで、物語の進行に大きな影響のない部分は大胆に削られている。サスペンス・ミステリー的要素がより強くなったという感じです。結末わかっていても面白かったですよ。逆に、原作を読んでいないと少しわかりにくいかもしれない。CGもいいけど、こんな映画も楽しめます。
 あと、映画の本篇が終わって、配役とかスタッフの字幕が流れ始めると、席を立って帰る人がいるけれど、この映画は最後まで観たほうがいいです。続編の予告編がありますから。
 なお、既に、この映画のハリウッド・リメイク版が計画されているというから驚きですね。

高嶋ちさ子と愉快な仲間たち2010年01月22日 00時42分13秒

高嶋ちさ子と愉快な仲間たち
 今夜はアクロス福岡のシンフォニーホールで「高嶋ちさ子と愉快な仲間たち」という「子どもの村福岡支援チャリティコンサート」にいってきた。
 ヴァイオリンの高嶋ちさ子さんとアコーディオンの桑山哲也さんのお話が、まるで掛け合い漫才みたいにとても面白いし、曲もクラシックのポピュラーな名曲やシャンソンなどとても楽しいコンサートでした。