茶臼岳(那須岳)2017年05月25日 22時03分00秒

 23日に北関東の名山、茶臼岳(那須岳)に登ってきました。
 茶臼岳(ちゃうすだけ 1915m)は、日本百名山那須岳の主峰ですね。一般的に百名山としての那須岳は、この茶臼岳に登ればいいとされているようですが、僕としては、ここは連山をなす朝日岳と三本槍岳(連山最高峰 1917m)を踏みたいところですね。
 とりあえずロープウェイを利用して標高1690mまで登ります。
 ロープウェイ頂上駅を降りて見上げた茶臼岳です。

ロープウェイ駅山頂駅付近から見た茶臼岳

 登り始めは、このような広い登山道で、比較的なだらかな感じはするけれど、滑りやすいザラザラ道で結構な勾配があるようです。
 特に、この日は持病の脊椎管狭窄症による腰痛がひどくて、三歩歩いては立ち止まるというようなひどい状態でした。

登山道

山の斜面には、ところどころに残雪がありますね。

残雪

有名な大岩の横を通ります。噴火で飛ばされたのだろうけど、すごい威力ですね。
さすがにこの辺りになると登山道は、岩でゴロゴの道で、踏み跡と黄色い目印を頼りに登ります。

大岩

大岩の上あたりから見下ろしたロープウェイ駅方面です。

大岩付近からロープウェイを見下ろす

 道標に従い登ると、遠くにこんな鳥居が見えてきます。鳥居の向こうが山頂です。
 この日は、地元中学の遠足のようで、たくさんの生徒さんたちが登っていました。

山頂直下

お恥ずかしいが、一応山頂写真です。

茶臼岳山頂

茶臼岳の山頂から見た遠くの山が恰好よかったなあ。たぶん流石山ではないか、登りたくなるような姿です。

山頂から流石山を見る

こちらは鞍部にある峰の茶屋の右奥に朝日岳、その左奥、中央部分が三本槍岳かな。
こうしてみるとかなりの距離と勾配がある。簡単に縦走できる山ではない感じだ。特に今日みたいな悪コンディションの時は、登頂意欲がなくなる。
 本当は、朝日岳までは行こうかなと思っていたのだが、この姿を見て今日は断念した。

茶臼から見た朝日

それでも、噴火口跡をぐるりと回って峰の茶屋への分岐を峰の茶屋のほうへ下ります。

峠の茶屋への分岐

途中の平坦な場所は、周りがなんだか九重の北千里浜に似ているようだ。そういえばこの那須連山は、全体として九重連山に似た景観が多いように感じる。

峠の茶屋への途中

 硫黄鉱山跡まで下ってきました。ここで、正式に朝日岳への登頂を断念、エスケープルートとして考えていた牛ヶ首へ回ることとしました。残念だなあ。
 ところで、この写真の中央部分にある赤屋根の建物が「峰の茶屋」と言われるもので、かって硫黄鉱山が稼働していたころは従業員の憩いの場として活用され、現在は登山者の避難小屋として重要な役割を果たしているとか。避難小屋なので、売店とかはなく水も無いようです。

硫黄鉱山跡から見た朝日岳

昼食後にこのなだらかな巻き道を牛ヶ首のほうへ向かいます。

牛ヶ首方面へ

 途中、有名な「ひょうたん池」の上部を通りますが、池の大半はまだ雪で覆われているようでした。写真の左上から池の中央部に伸びている遊歩道の突端に立てば、紅葉の時期は感動ものらしい。

ひょうたん池の上を通る

噴煙を上げている無間地獄の手前にはまだ雪渓が残っていて、その上を通過する。
かなり柔らかくなっていて、アイゼンなしでも滑ることはないが、それでも注意して横切る。

雪渓と噴煙


雪渓


無間地獄

 無間地獄を通り抜け、牛ヶ首の手前で見上げると、奇岩がそびえる。登山者の誰かが、まるでバットマンみたいだと言っていた。
 僕は、やはり九重の星生崎の奇岩を思い出してしまう。なかなか迫力ありますね。

牛ヶ首の奇岩

牛ヶ首の辺りには、ミネザクラが咲き始めていて、なんだか不思議な感じもしました。
向こうの山は南月山かな。

牛ヶ首のミネザクラ

 牛ヶ首を通り抜けると、感じのいいところを緩やかにアップダウンしますが、こんな面白い岩も遠くに見えました。まるで人の首みたいですね。
 ここからまもなく山頂からの道と合流して、ロープウェイ山頂駅へはすぐだ。
 
面白い形の岩

(10:10)ロープウェイ山頂駅発、 (10:36)大岩、 (10:49)峠の茶屋分岐、
(10:56-11:19)茶臼岳山頂、 (11:27)峰の茶屋分岐、 
(11:54)硫黄鉱山跡、昼食 (12:20)牛ヶ首へ、 (12:37)無間地獄、
(12:47-13:05)牛ヶ首、休憩、 (13:39)山頂からの道と合流、
(13:44)ロープウェイ山頂駅に戻る。

 翌日24日は、宿泊先のワンコインツァーに参加。近くの八幡のツツジを見学した。すごい群生で、地元井原山のミツバツツジも顔負けですね。
 おまけに「ツツジ吊橋」はゆらゆら揺れて怖かったですよ。

八幡のツツジ1


八幡のツツジ2


八幡のツツジ3


ツツジ吊橋

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://yamanamiharuka.asablo.jp/blog/2017/05/25/8574768/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。