年末年始の音楽2013年01月02日 22時50分20秒

 謹賀新年

 年末大晦日は、数十年ぶりに紅白歌合戦を観てしまった。前半は、知らない歌手ばかりで、みな同じような歌い方をして同じような歌に聞こえた。
 これでは僕らの年代は楽しめないなと思っていたが、後半はそこそこ楽しめた。印象的だったのは、細川たかしや天童よしみの歌の上手さとミーシャの絶唱、矢沢の貫禄でした。

 で、恒例の年末のNHKの第九は、録画して、今日聴きました。
 ノリントンさんの指揮は、ちょっと遅いかなというテンポでしたね。フルトベングラーのあの最後の部分に代表されるように、近頃の第九はかなり速いテンポの演奏が多いように思います。それに慣れた耳にはなんだかなじめない。それに歌手のソリストたちがちょっとばらばらな感じで、あまり楽しめなかった。

登り初め2013年01月04日 00時10分16秒

 
久住山

 今年の登り初めは、雪の久住山にした。朝6時半に近くのコンビニで昼食用のパンを買って高速を飛ばす。
 玖珠インターから四季彩ロードに入ると、道はきれいに積雪している。スタッドレスタイヤに履き替えておいてよかった。
 牧の戸峠の駐車場もこの雪でさすがに車が少ない。この時期はいつも駐車場所に困るのに、今日はガラガラだった。気温は相当低そうである。
牧の戸登山口

 
雪の縦走路

 牧の戸登山口をアイゼンを着けて登る。樹氷が美しい。沓掛山の肩辺りにある寒暖計は、マイナス15度を指していた。天気は、時々日が射す曇り空で、風が強いのでより寒く感じる。
樹氷のトンネル

西千里ヶ浜から見た久住山と星生崎
 
久住山

 久住分かれの手前あたりから風がものすごく強くなってきて、久住山山頂直下では息ができないくらいの凄い風邪で、吹き飛ばされそうになる。頬が刺されるように痛い。

 
久住山山頂

 久住山山頂では写真を撮ってすぐに引き返す。風が強いし、ガスも出てきたし、寒くてこのまま帰ろうかなとも思ったが、せめて中岳まではと思いなおす。
天狗が城と中岳

凍った御池

凍りついた中岳山頂直下

 凍りついた御池の上を渡り、これまた真っ白に凍りついた中岳に登る。ここも強風で長居は無用だ。
中岳山頂

 いつもなら天狗が城まで足を延ばすのだが、今日は寒さに負けて、引き返す。
 久住分かれの避難小屋で、昼食。混雑しているかなと思ってら、意外と空いていた。暖かいココアとサンドイッチの昼食をとり、往路を戻る。
久住分かれ避難小屋内部

 なんだかとても疲れたし、沓掛山の直下では足がつりそうになって困った。
 星生ホテルの温泉山恵の湯で温まり、いつものように岡嶋牧場のミルクランドファームの最高に美味しい牛乳とアイスクリームを堪能し、帰路に着いた。
 帰りには、四季彩ロードの雪もきれいに無くなっていました。気温が上がったのだろうか、それにしても山の中は、寒かったなあ。
(08:36)牧の戸登山口発、 (10:15)久住分かれ、 (10:46)久住山山頂、
(11:06)御池、 (11:25)中岳山頂、 (11:52)久住分かれ避難小屋、昼食、
(12:17)避難小屋発、 (13:33)牧の戸登山口に戻る。


芍薬甘草湯2013年01月05日 23時38分19秒

芍薬甘草湯
 3日の久住登山の帰り道で、足がつりそうになったことをちょっとふれた。僕は、よく足がつる。いつか表銀座縦走の初日につって、ものすごい痛みで苦しんだこともある。
 そこに、今回もである。雪山で歩けなくなったら命にかかわる。ネットで調べたら、一番の要因は、脱水状況だろうとのこと。
 で、対処療法として、漢方の「芍薬甘草湯」が、即効性があるらしい。さっそく薬局に行って購入したが、これが高い(32包=3675円)。まあ命には代えられないから、今後は常備薬として山に携行することとした。

スタッドレスタイヤ2013年01月06日 22時27分42秒

スタッドレスタイヤ

 九州は雪が少ないので、車のタイヤは、年中、夏タイヤですむ。ただ九重などの内陸部の山には、冬にはそれなりに雪が積もる。雪山を楽しむためには、どうしても積雪した道を通って登山口にたどり着くことが多くなる。
 僕の車は四駆なので、たいていは夏タイヤのままでもどうにかなるのだが、大雪となるとチェーンを巻かないといけない。まあ、それも年に一度か二度のことだ。
 若いうちは、チェーンを巻くのもそれほどわずらわしい作業だと感じなかったが、近頃は、どうもいけない。寒空の下での作業がおっくうになった。
 今は、スタッドレスタイヤというのがあって、凍った雪道でもチェーンと同じくらいの制動力があるということは知っていたのだが、なんといっても値段が高い。年に1、2度しかお世話にならないのに、勿体ないと思っていた。
 ところが、韓国製のタイヤがとても安価であることを、昨年知った。ネットでの評価はあまり高くないようだが、すくなくともスタッドレスタイヤと銘打って販売しているタイヤが、効用がないわけはないと思い、知人を通じて購入し装着した。昨年末のことだ。
 「NEXEN NPriz 4S」というタイヤです。値段は多分、国産品の半額ないしは三分の一くらいだろうか。
 そのおかげで、3日の久住山登山も、途中の雪道を快適に通行することができた。チェーンを付けているよりもずっと快適で、きちんと制御できた。

 僕は、車マニアではないので、性能の比較もしていないし、正確なことはわからないが、韓国製タイヤは、まだ今は、国産品と比べたら数段劣るともいう。
 でも、僕の運転した感覚では、安い韓国製のタイヤは、十分機能していたと思います。

 それにしても、このような安くて立派な海外のタイヤがどんどん入ってきたら、そのうち国産品は誰も買わなくなるだろう。
 白物家電製品がそうであったように、値段でも品質でも国産品は太刀打ちできなくなる。日本の物づくりはよほど考えないといけない。

謎解きはディナーの後で32013年01月09日 23時29分09秒

謎解きはディナーの後で3
謎解きはディナーの後で3(東川 篤哉 著)小学館
 シリーズの三冊目が、昨年末に出ていました。二冊目の終わり方から、三冊目はないかなと思っていたが、ちゃんと出されましたね。
 文庫になってから買って読んでもいいかなと思っていたのだが、つい読みたくなって買ってしまいました。
 気楽に読めて、楽しめる連作短編ユーモアミステリー小説だが、今回も、きちんと本格推理小説の要素も備えている。
 お嬢様刑事と名探偵執事の関係も、より親密にスムーズになってきたように思う。ただし、第三の主人公とも言える風祭警部との関係が少しマンネリかなと思っていたところが、意外な展開に。
 さて四作目がでるのかどうか。

2013年の難所ヶ滝2013年01月12日 18時25分05秒

宝満山(ほうまんざん 829.6m)(162回目)難所ヶ滝コース
 せっかくの三連休も、天気がいいのはどうやら今日だけとの天気予報だったので、氷結する難所ヶ滝の様子を観に出かけた。滝と言っても、本当は崖から下がる大きなつらら群が滝みたいになるところだ。近頃は、難所ヶ滝と言う言い方ではなく、「河原谷の大つらら」と案内してあるが、登山者の間では、やはり昔からの「難所ヶ滝」のほうが通りがいい。
 いつものように、昭和の森の駐車場に車を停める。さすがにこの時期はいつも広い駐車場が登山者の車でいっぱいである。
 改修中の調整池の横を通り、林道に出て滝のほうに登る。積雪は全くない。この分では、ほとんど凍っていないかもしれない。
 右側の崖にかかる「小つらら」の手前あたりから、登山道が氷結している。アイゼンはつけていないので、用心しながら登る。
 左手の樹間に白い滝が見え始めてきた。
 意外にもよく凍っている。雪化粧はしていないが、それらしく凍った「難所ヶ滝」があった。期待していなかっただけに、儲けものしたような気分だ。
 いつも写真に撮る正面からはこれだ。
難所ヶ滝1

 今回は「滝」の右側に少し登ったところから撮ってみた。こちらのほうが迫力があるかな。
難所ヶ滝2


 写真を撮ったらすぐに「滝」の右側をトラバースして稜線に登る道に出る。岩ごろごろの急坂を15分ほどで、宝満山と三郡山を結ぶ縦走路に出る。今回は右に宝満山山頂を目指す。長崎鼻を越して縦走路を進む。雪がちらほらと残っている。凍っているところもあるので滑らないように注意が必要だ。
 宝満山山頂は、相変わらずたくさんの人が登ってきていた。チキンラーメンとおにぎりの昼食をすませて、縦走路を戻り、仏頂山の手前を左折して「うさぎ道」に。「うさぎ道」は、ずっと下れば竈神社のほうに下るのだが、僕は途中から「昭和の森」への案内に従い右へ下る。分岐から15分程で河原谷の道に合流して、駐車場まではすぐである。
(10:51)昭和の森駐車場発、 (12:00-05)「難所ヶ滝」、
(12:18)縦走路、 (12:42)宝満山山頂、昼食、
(13:05)下山、 (13:36)竈神社、昭和の森分岐、
(14:16)昭和の森駐車場に戻る。

フルトベングラーの第九2013年01月14日 16時56分48秒

フルトベングラーの第九
ベートーヴェン 交響曲第9番二短調作品125
フルトベングラー指揮 ベルリンフィルハーモニー管弦楽団
1942年3月録音

 年末のNHKのノリントン指揮の第九があまり好きではなかったので、今日あらためてフルトベングラーのをゆっくり聴いた。
 今日聴いたのは、樋口裕一さん御推奨のフルトベングラーとベルリンフィルの1942年3月録音盤。ティンパニーがかなりアグレッシブに鳴り響く、男らしい演奏だ。第3楽章は、かなりゆったりと雄大に演奏されている。最後まで、勢いのある楽しめる演奏だと思いました。最後のスピードも十分だし。
 ただし、何といっても録音が古く音が悪い。ステレオの前に座ってじっくりと聴いていると、さすがに音の悪さが気になってくる。
 美しい録音で、素晴らしい演奏を聴かせてくれる第九のCDは、最新のでは誰のがあるのかなあ。

鶴見岳2013年01月20日 22時56分11秒

鶴見岳(つるみだけ 1375m)
 鶴見岳は、別府市の南西、由布岳の隣に聳える山で、日本三百名山の一山である。冬季は、樹氷の名所でもあり、たくさんの観光客で賑わう。
 というのも、山頂直下までロープウェイが通っているからだ。
 二三日前の降雪で、樹氷が美しいだろう。朝日会も、樹氷を観にいこうということで、ロープウェイで登る。
 ロープウェイの山上駅を降りると、そこは銀世界。
鶴見岳山上駅前

 山頂までは、10分くらいの登りで、道は手すりもあり、きちんと整備されており、普通ならハイヒールでも登ることができる。
鶴見岳山頂直下

 さすがに積雪していると、滑りやすいので念のためアイゼンを着けて登る。
 ところが、樹氷は全く着いていない。そのわりに風が吹いて、寒い。当初は鞍ヶ戸まで縦走する計画だったが、取りやめて下山。朝日会だから、仕方ない。
鶴見岳山頂

 下山後は、別府の別荘ですき焼きをつつき、例によって、麻雀です。
 軟弱、朝日会でした。